『Hades II』初の大型アップデートでふたたび盛況博す。新武器や新エリア、新キャラなど各要素てんこ盛り実装パッチが人集める


デベロッパーのSupergiant Gamesは10月17日、『Hades II』に向け初の大型アップデート「The Olympic Update」を配信した。このアップデートを受けて、本作は再び盛況となっているようだ。

『Hades II』は、高い評価を獲得したローグライクアクションゲーム『Hades』の続編だ。主人公である冥界の王女メリノエは、神々の助けを借りつつ、魔術などを駆使し、時の巨神クロノスを打ち倒すべく冥界のその先を目指して戦う。


本作は2024年5月7日に早期アクセス配信を開始。具体的な日程の公開がないまま突如開始された“サプライズ配信”ながらも、前作の高い人気を引き継ぐかたちでのロケットスタートを記録。Steamではリリース直後から同時接続プレイヤー数10万人超えを達成していた(SteamDB)。その後は複数回のアップデートを経て、ゲームプレイの改善やバグ修正などがおこなわれてきた。

そんな本作に向け、10月17日に「The Olympic Update」なる本作初の大型アップデートが配信された。たとえば冥夜の武器は5種類しかなかったものの、今回6種類目となる「Black Coat」が登場。パワードスーツのような装備を背中と手に装着し、拳による打撃やミサイル攻撃、ガードを固めつつ反撃するといった動きが特徴だ。さらに既存の武器に対しても調整が加えられた。「魔女の杖」では特殊攻撃の弾速が向上し、敵の間を跳ね返るようになったり、「姉妹刃」の特殊攻撃が敵を貫通して自分に戻ってくるようになるなど、技そのものの性能にテコ入れがおこなわれているようだ。

そのほか新エリアや新キャラクターが登場。またシステム面ではApple M1以降のMacサポートが追加されるなど、さまざまな点でのアップデートが実施されている。詳細な変更点や追加点については、パッチノート(英語)を参照されたい。


こうした大型アップデートによる更新を受け、再び本作にプレイヤーが集まっているようだ。SteamDBによれば、アップデートが配信された現地時間10月16日よりプレイヤー数が急増。それまでおよそ1000人前後で推移していたところが、ピーク時で1万5000人を超える盛況を博している。

またSteamユーザーレビューでもアップデート後から連日100件以上の好評レビューが寄せられている。アップデートによって、以前から寄せられていた不満点などが解消されたことに喜ぶ声が散見される。

なおSupergiant Gamesは今回のアップデート以降もさらなる大型アップデートを用意していると述べており、新たな恩寵、新たな敵の実装などをはじめとして、次の大型アップデートを2025年初頭にリリースするつもりだとしている。とはいえまずは「The Olympic Update」を受けたユーザーからのフィードバックに対応していくとのこと。本アップデートでは特にUIやバグ修正などで、フィードバックをうけた更新がおこなわれており、今後もユーザーの声によってより遊びやすく調整される点もあるだろう。『Hades II』に向けた今後のアップデートにも期待が寄せられるところだ。

『Hades II』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中だ。