『ドラゴンボール Sparking! ZERO』次回アプデではヤジロベーが“名指し”で調整対象に。 仙豆をドカ食いしすぎたか

バンダイナムコエンターテインメントは10月18日、ドラゴンボール Sparking! ZERO』のアップデートパッチの予定を発表。その中でも「ヤジロベー」が名指しで調整を受けることが判明し、話題を集めている。

バンダイナムコエンターテインメント及び「ドラゴンボール」家庭用ゲーム公式Xアカウントは10月18日、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中の『ドラゴンボール Sparking! ZERO』のアップデートパッチの予定を発表。その中でも「ヤジロベー」が名指しで調整を受けることが判明し、話題を集めている。

本作は、3D対戦アクションゲーム『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズの最新作だ。本作では漫画・アニメ「ドラゴンボール」シリーズお馴染みのキャラが、かめはめ波や舞空術といった技や、超サイヤ人への変身といった能力を活かして戦いを繰り広げる。ソロプレイのほか、オフラインまたはオンラインの対戦モードなども用意されている。

そんな本作について10月18日、「ドラゴンボール」家庭用ゲーム公式Xアカウントが10月下旬に配布予定のアップデートパッチの内容を予告した。パッチには不具合の改善や低難易度設定でプレイした際の一部のエピソードバトルの難易度調整、動作の安定性向上などが含まれている。そのなかでも特に注目を集めている項目は“「ヤジロベー」のステータス調整”である。

本作には、『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズ史上最大規模とされる総勢180体以上のキャラが登場。メインキャラから脇役まで、多種多様な「ドラゴンボール」のキャラがプレイアブル参戦している。そんなさまざまなキャラクターたちを差し置いて、真っ先にヤジロベーだけが名指しで調整を受けたかたちとなる。

発表ではその調整内容がどういったものかは明らかにされていないものの、本作の対人戦環境におけるヤジロベーはとある戦法で、オンライン対人環境で猛威を振るっていた。本作にはDPバトルというルールが存在。各キャラにDPが割り振られており、DP制限のなかで最大5人パーティーを組んで戦うルールとなっている。ヤジロベーはDP2と比較的軽めなコストが設定されている。

そんなヤジロベーの評価を高めていた大きな理由は「仙豆」。減った体力を、仙豆を食べて全回復できる技だ。スキルストックゲージの消費は5と大きいものの、ゲージさえ溜めれば何度でも発動可能。そうした「仙豆」を利用した戦法で、ダメージレースで圧倒的な優位を築いたり、時間いっぱいまで粘り体力不利の状況から逆転したりなどする、いわゆる“ゾンビ戦法”が話題となっていた(関連記事)。さらにヤジロベーはDPコストが軽めなのもあり、どんな編成にも組み込みやすいのもその評価を大きく上げる一因となっていたようだ。


なお本作のプロデューサーの古谷純氏によれば、本作ではeスポーツのような競技ゲーム的なバランスよりも、「ドラゴンボール」らしい体験を尊重しているという(弊誌インタビュー記事)。強いキャラは圧倒的に強いという意図で調整されているものの、その分DPのコストは重めに設定されている。しかしヤジロベーは軽いDPコストに見合わない破格の性能を持っているとして、流石にその性能に「待った」がかかったかたちなのかもしれない。

そのほかアップデートでは低難易度設定でプレイした際のエピソードバトルの難易度調整も含まれている。「大猿ベジータ」が強すぎるとして話題になった際に、英語向け公式Xアカウントから「難易度を下げる」することがおすすめされたこともあったため、そうした点への調整もおこなわれるのだろう(関連記事)。本稿執筆時点ではまだパッチノートは公開されていないものの、ヤジロベーの具体的な調整項目など、続報も気になるところだ。

ドラゴンボール Sparking! ZERO』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。

【UPDATE 2024/10/19 14:30】
国内向け公式発表に基づき記事の内容を一部調整

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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