神の葬式旅ノベルゲーム『たねつみの歌』Steamなどで12月13日発売へ。アニプレックスエグゼ発、『ヒラヒラヒヒル』につぐ新作ノベルゲーム

ANIPLEX.EXE(アニプレックスエグゼ)は10月11日、『たねつみの歌』を12月13日に発売すると告知した。少女が過去の母と未来の娘と共に神々の国を巡る冒険へ旅立つ、ノベルゲームである。

ANIPLEX.EXE(アニプレックスエグゼ)は10月11日、『たねつみの歌』を12月13日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/DMM GAMES/DLsite)。発表にあわせて、各ストアで体験版が公開されている。

『たねつみの歌』は、少女が過去の母と未来の娘と共に神々の国を巡る冒険へ旅立つ、選択肢や分岐のないノベルゲームである。本作の舞台となる世界では、神々が住まう「常世の国」にて、たねつみの儀式がおこなわれようとしていた。たねつみの儀式とは、不死の神々が新たな時代へと世代交代するために必要な神々のお葬式。巫女に選ばれた人物は常世の国を巡り、本当の冬が到来するまでに、古い神々に死を受け入れてもらわなければならないのだという。


本作のメインキャラクターみすずは、幼い頃に母・陽子を亡くした16歳の少女だ。2023年の春、そんなみすずの元へ、なぜか16歳の母・陽子がやってくる。彼女はたねつみの巫女に選ばれたため、旅の仲間としてみすずを誘うため、1996年からやってきのだという。みすずと陽子は、さらに2050年でみすずの娘・ツムギも仲間に誘い、常世の国へ出発。みすずの弟を自称する水先案内人ヒルコも加えて、4人は本当の冬を迎えつつある神々の国を旅する。神々に死を受け入れてもらう、不思議な冒険が描かれる。

 


本作は選択肢や分岐のないノベルゲームと表現されている。イラストやフル音声による演出と共に、テキストによって一つの物語が描かれるのだ。キャラクターとしては、生まれた時から身体が弱かったという、1996年の少女・陽子。両親に愛されたながら育った、2050年の少女・ツムギ。陽子が流産した息子であると語る、水先案内人のヒルコが登場する。

また本作では、企画・シナリオをKazuki氏が手がけている。同氏はサークル「STUDIO・HOMMAGE」にて、『雪子の国』や『ハルカの国』を含めた国シリーズを発表。『ハルカの国』第一編「明治越冬編」では、ADVや美少女ゲームを中心とした批評サイト「ErogameScape -エロゲー批評空間-」にて、データ数44件により中央値86/平均値84点を獲得している。同作では、厳しい冬を描いたシナリオなどがプレイヤーから評価されてきた。

また制作陣としては、キャラクターデザインをpopman3580氏およびマニアニ氏、音楽を原田萌喜氏、演出・ディレクションをYow氏が務めている。実力のあるクリエイターたちによって、制作されているわけだ。


なお発売日発表にあわせて、体験版が配信開始された。今回の体験版では、ゲーム本編における春の国までのストーリーがプレイ可能。物語冒頭に触れられるそうだ。体験版はSteam/DMM GAMES/DLsiteの各ストアページにて無料公開されている。


たねつみの歌』は、PC(Steam/DMM GAMES/DLsite)向けに12月13日発売予定だ。また体験版は、各ストアにて無料配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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