MetaのCEOザッカーバーグ氏、“『Civilization』世界最強プレイヤー”になりたいと願う。中学生時代から磨いたプレイスキルに自信
ソーシャルネットワークサービス「Facebook」の創設者で、Metaの共同創設者兼CEOを務めるマーク・ザッカーバーグ氏。そんな同氏が今回海外メディアのインタビュー動画にて、ストラテジーゲーム『Civilization』シリーズのヘビーユーザーであることを明かし、Twitchでのゲームプレイ配信にも前向きな様子を見せた。Dexertoなどが報じている。
『Civilization』シリーズは文明をテーマに、帝国の戦いと勃興を描くストラテジーゲーム。プレイヤーは指導者として帝国を治め、石器時代から近代まで文明を導くのだ。探検、拡張、開発、せん滅の性質をもつ、いわゆる4Xジャンルのターンベースストラテジーゲームとして、高い評価を受けるシリーズでもある。なお2025年2月11日には、シリーズ新作『Civilization VII』が発売される予定だ(関連記事)。
今回ザッカーバーグ氏は、「Meta Connect 2024」にて海外メディアPubityのインタビューに答えた。この様子はTikTok上に動画として公開されている。
動画ではザッカーバーグ氏が、ストラテジーゲームのなかでももっぱら『Civilization』シリーズに熱中していることを明かしている。たとえばある日同氏のSteamアカウントを妻であるプリシラ・チャン氏が見たところ、『Civilization』シリーズ作品のプレイ時間が1000時間を超えており、驚かれたという。
そしてザッカーバーグ氏は、自身の『Civilization』におけるプレイスキルにも自信がある模様。「ストラテジーゲームでいえば、世界一の『Civilization』プレイヤーになりたい」との意思を表明。いつかTwitchで対人戦をおこなっている様子を配信するべきかもしれない、として冗談か本気かはわからないものの“ゲーム配信デビュー”にも前向きな姿勢を見せた。
ザッカーバーグ氏は、自身が『Civilization』好きであることをたびたび公言している。同氏が2017年にハーバード大学でおこなったスピーチでは「『Civilization』を遊んでいた際に大学合格通知を受け取った」と同シリーズに言及する場面もあった。また『Civilization VI』発売にあわせてFacebook上でおこなわれた投稿では、中学生の頃から遊んでいたこと、そして同シリーズに触れたことがエンジニアの道に進むきっかけにもなった、と『Civilization』との意外なかかわりを明かしていた。
並々ならぬ『Civilization』愛をアピールしたザッカーバーグ氏の様子は、海外掲示板RedditやSNSなどでも話題となっている。一方で同シリーズのプレイヤーの中には、1000時間程度では“中級レベル”のようなもの、という見方や、『Civilization』の「プロ」はそのプレイ時間程度では太刀打ちできないだろうとして、ザッカーバーグ氏の実力を疑う声などもあるようだ。とはいえ先述のとおり同氏は中学生時代からシリーズ作品にさまざま触れてきたようで、Steam外でプレイした作品も含めると、シリーズ累計のプレイ時間は1000時間を優に超えていることも考えられる。
いずれにせよ、ザッカーバーグ氏が冗談か本気かはわからないものの“世界一の『Civilization』プレイヤーを目指したい”との野望も見せた点は興味深い。来年2月には新作が発売されることもあり、もしかするとザッカーバーグ氏の“『Civilization』プレイ配信”がおこなわれることもあるかもしれない。