パブリッシャーのPhoenixxは10月2日、開発をゾウノアシゲームズ（Zounoashi Games）が手がける『スゴイツヨイトウフ』をリリースした。対応プラットフォームはPC（Steam）。本作は、発売後さっそく好評を得ている。
『スゴイツヨイトウフ』は、とうふを操作して進むアクションゲームだ。本作に登場するとうふは、しっかりした食感で扱いやすい「木綿」、なめらかな食感で滑りやすい「絹」、固く崩れにくい「高野」の3種類。プレイヤーはその中から一丁を選び、とうふとしてお椀に飛び込むことを目指して進んでいく。
ゲームの基本操作は移動キーとワンボタンのみとシンプルながら、とうふの特性を活かした歯ごたえのあるアクションを楽しむことができる。とうふは高いところから落ちると崩れてしまったり、敵に食べられてしまう可能性があるため、きめ細やかな操作が肝要になるのだ。なお本作に収集要素や隠しルートは存在しておらず、シンプルな作りとなっている。想定プレイ時間は1〜2時間ほどとのことだ。
本作は、2023年3月に「第1回GYAAR Studio インディーゲームコンテスト」にて入賞。その後はますます多くの支援と注目を集めながら、開発が進められてきた。そして10月2日、Steamにて配信を開始。ユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約110件中99％が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。小規模開発の新規作品として、なかなかの勢いで好評を集めているだろう。
レビューでは、シンプルな操作で繰り広げられるアクション面について、攻略しがいがありつつ爽快として高く評価されているようだ。また、プレイ時間の短さやリトライのしやすさなども、ストレスなく遊ぶことができるとして好評。さらに、パロディ要素なども散りばめられており、プレイヤーの笑いを誘っている様子だ。
このほかゲーム内ではとうふにまつわる豆知識が紹介されるほか、各ステージをクリアしていくと流れるとうふの製作工程の映像などもあり、とうふについて理解を深められるとして好評を得ている。「とうふになれ」というキャッチコピーも、プレイヤー間のネットミームのように親しまれているようだ。
なお本作を手がけるゾウノアシゲームズは、トモぞヴP氏によるゲーム制作サークルだ。同氏は本作の制作のためにとうふマイスターの資格を取得したという。開発者のとうふへの深い愛がひしひしと感じられる作品となっているからか、ユーザーレビューにおいては、本作のプレイを通して“とうふになれた”ことに対する喜びの声が多く上がっている。そのようなレビューの様子に、トモぞヴP氏も喜んでいるようだ。
『スゴイツヨイトウフ』は、PC（Steam）向けに配信中。リリース記念セールとして、10月16日まで10％オフの495円で購入することが可能となっている。
