“最大2万体の敵”大軍迎撃ストラテジー『Diplomacy is Not an Option』正式リリースで人気爆発。弓矢・投石器・魔法レーザーなど、いろいろ飛び交う大波乱籠城バトル


デベロッパーのDoor 407は10月5日、『Diplomacy is Not an Option』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は正式リリースにともない、これまでの同時接続プレイヤー数のピークを大きく更新する盛況を見せている。

『Diplomacy is Not an Option』は城づくり防衛ストラテジーゲームだ。主人公は中世ファンタジー世界の、とある王国の地方領主である。主人公が仕える国王は横暴で評判が悪く、あるときついに大規模な反乱が勃発。反乱軍が主人公の城へも押し寄せるなか、王からは「反逆者とは交渉の余地なし!(Diplomacy is Not an Option!)」との命令が下される。プレイヤーは押し寄せる大軍から城を守り、敵を撃退していくことになる。


ゲームプレイでは、資源を集めて領地を発展させながら、敵の侵攻に備えることになる。マップには未知の領域が広がっており、資源の産地が存在するほか、敵の拠点なども存在している。兵士を操作して敵の拠点を破壊しつつ、見つけた資源の近くに生産施設を建て、食料や木材、石や鉄などを集めていく。

敵軍は定期的に大規模な攻撃をしかけてくるため、襲来までに防備を整えておく必要がある。城壁を築きつつ、弓兵や槍兵、騎兵といったユニットを生産し、敵を迎え撃つ。また本作では、プレイヤーは魔法を使うことが可能。指定地点にビームを放ったり、あるいは隕石を落としたりして、自ら敵軍を薙ぎ払うことができる。あらゆる手段を駆使して、最大2万体を超える敵の大軍をせん滅するのだ。

本作は2022年2月よりSteamにて早期アクセス配信がおこなわれていた。Steamユーザーレビューでは、早期アクセス配信中のレビューも含めて本稿執筆時点で約5380件中84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。レビューでは『They Are Billions』や『Stronghold』といった作品にゲームプレイをなぞらえつつ評価する声がみられるほか、中世ファンタジー世界をモチーフとした世界観や、ユーモアを感じさせるストーリーなどが好評を得ている。なお高難度モードについては、敵が多すぎて難しいとする意見も散見される傍らで、大軍と戦うのは歯ごたえと爽快感があるとして評価する声も見られる。

 


そんな本作の正式リリースでは、キャンペーンモードが正式に実装。王に忠誠を誓い続けるか、それとも反乱軍に加わるかなど、分岐するストーリーと複数のエンディングが追加されている。そのほかチャレンジモードのミッションなども追加。公式説明によると、想定プレイ時間として100時間分を超えるコンテンツが用意されたとのことだ。また正式リリースを受けてプレイヤーも集まっており、Steamの同時接続プレイヤー数は直近のピークで約6000人を記録(SteamDB)。これまでのピークだった約2600人を大きく更新する賑わいを見せている。

なお開発元によると、正式リリース後も本作の開発は続けていく予定とのこと。チャレンジモードやエンドレスモードにさらなるコンテンツを導入するほか、アンデッド軍としてプレイできる新たなシナリオが実装予定であるという。ストーリーは今後も拡張していき、エンディングの種類も増やしていく方針とのことだ。

『Diplomacy is Not an Option』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。 また現在Steamではセールがおこなわれており、10月19日まで定価税込3400円の35%オフとなる税込2210円で購入可能だ。