迷宮掘り進み防衛ローグライク『ユメノメイキュウ』Steamにて10月19日正式リリースへ。掘削ルートが大事な戦略バトル、自分に有利な迷宮を作り上げ敵を迎え撃つ

GGG`sは10月5日、『ユメノメイキュウ』を10月19日に正式リリースすると告知した。夢の世界でパネルを掘り進めて敵を撃退する、ローグライクタワーディフェンスゲームだ。

GGG`sは10月5日、『ユメノメイキュウ』を10月19日に正式リリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。同作は現在早期アクセス配信がおこなわれているが、正式リリースにあわせて価格が1500円に上昇。最終章の追加など、アップデートも予定されている。

『ユメノメイキュウ』は、夢の世界でパネルを掘り進めて敵を撃退する、ローグライクタワーディフェンスゲームだ。本作のメインキャラクターであるアステリアは、夢魔の少女だ。夢魔は、他人の夢に癒やしと安らぎを求めて夢を覗く種族であり、アステリアもまだ見ぬ夢を求めて誰かの夢を渡り歩いていた。そんなある日アステリアは、神との契約によって不老不死となった少女の悪夢へ迷い込み、敵に襲われる。契約の楔となる夢の最奥を目指す、夢の世界での戦いが繰り広げられる。

アステリアは夢の世界を掘り進めて、敵と戦いながら夢の最奥を目指していく。本作はタワーディフェンスのゲームプレイをベースに、パネルの掘削やローグライク要素を組み合わせた作品となっている。プレイヤーはフィールド上に、主人公のアステリアを含めた味方ユニットを配置。ターンごとに襲ってくる敵を撃退する。


特徴的な点としては、フィールド上のパネルを掘るシステムが挙げられるだろう。本作ではターンごとに、コストの範囲内でパネルを掘削し、パネルの種類に応じたランダムな強化効果を選んで獲得できる。具体的なパネルの効果としては、ギルドパネルでは新ユニットの入手やクラスチェンジ、施設パネルでは設置して使用する罠、敵増援パネルでは敵出現数の永続増加、遺物パネルでは特殊効果つきの遺物が獲得可能。ほかにも鍛冶や素材、ダメージやボスといった多彩なパネルが用意されている。

また本作ではパネルを掘ったあとのマスが、味方の配置マスや敵の進行ルートとなる。味方にはそれぞれ攻撃/回復範囲が存在。敵の出現場所でもある黒い領域は、ターンごとに掘り進めたマスをゆっくり侵食してくる。そのため、パネルの掘削による地形構築も重要となっている。本作ではパネルの掘削によって味方の編成を強化し、自分たちにとって有利な迷宮を作り出すことで、次第に激しさを増す敵の攻勢に対抗するわけだ。

 


そのほか主人公アステリアも含めた味方ユニットは、レベルアップによって職業ごとのスキルを習得。武器の装備や上位クラス、クラスチェンジによる強化もできる。さらにゲームプレイ後には、ユニットや武器の引き継ぎが可能。ユニットはスキル、武器は強化した数値を次のゲームプレイへ持ち越せる。継承ユニット数や武器数を増やす「解放」や、難易度を上げる「誓約レベル」といったシステムも存在している。


本作は、GGG`sが手がけている。公式X(旧Twitter)アカウントのプロフィールによれば、プログラマーとデザイナーの2人によって制作されているそうだ。本作は2023年7月にSteamにて早期アクセス配信がスタート。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で29件中82%の好評を獲得している。プレイヤーからは、UIの粗さなどを指摘されつつも、コンセプトや歯ごたえのあるゲームプレイなどが評価されてきた。また早期アクセス配信開始後、本作ではアップデートによりステージ/スキル/パネルの追加、状態異常効果のリワーク、継承要素の追加、多数のUIやバランス調整などがおこなわれている。

今回の発表では、そんな本作の正式リリース日が告知された。正式リリースにあわせたアップデートでは新ステージや新規スキル、新規遺物などが追加予定。新規機能としては、リーダースキルのオート使用機能や、遺物の再抽選機能などが登場する。正式リリースにあわせて、より遊びやすくなるわけだ。また正式リリース時には本作の価格が、現在の1000円から1500円に値上げ予定となっている。


『ユメノメイキュウ』はPC(Steam)向けに、通常価格1500円で10月19日正式リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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