インディーデベロッパーのBarribobは10月4日、『Magic Archery』をPC（Steam）向けに無料でリリースした。本作はさっそくSteamにて盛況を見せ、ユーザーレビューにて高評価を得ている。
『Magic Archery』は、弓矢をテーマにした放置ゲームだ。アップグレードを重ねて数字などのインフレを楽しむ、いわゆるクリッカー/インクリメンタル系のゲームとなっている。本作でプレイヤーは、森の中で射的の練習をするエルフを見守り、アップグレードを通じて偉大なるアーチャーへと強化していく。
本作は、エルフが的をちまちまと射るところからスタート。プレイヤーは的が壊れれば作り直してやり、エルフの練習をサポートしていく。そうして平民が成長を重ねるごとに、スキルアップグレードや装備などの要素も追加。お金を稼いだり、設備を増やしたりするうちに、エルフのアーチェリースキルはぐんぐん成長し、空中に弓矢が乱舞するインフレ状態となっていく。なお、本作にはゲーム内課金要素などはなく、放置ゲームとはいえちょくちょく手入れが必要なタイプ。短時間でエンディングを迎える、小粒のゲームとなっている。
本作はSteam向けには10月4日配信開始。さっそく300人を超えるピーク時同時接続者数を集めており、本稿執筆時点で270件を超えるSteamユーザーレビューが投稿（SteamDB）。うち99％が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。レビュー内容としては、シンプルかつテンポよくインフレしていく設計や、小粒にまとまった内容を評価する声が多く見られる。
本作を手がけるBarribobは、過去にitch.ioにて多数の作品をリリース。クリッカー/インクリメンタル系ゲームを中心に手がけている。『Magic Archery』についても、Steam版に先立ってやや内容の違うバージョンがitch.io向けにリリースされていた。各作品はブラウザからも遊べるようになっているため、同ジャンルの作品が好きな方はitch.ioの作品リストから気軽に触れてみるとよいだろう。
『Magic Archery』はPC（Steam）向けに無料配信中。itch.io向けにも配信されている。
