元Team NINJAのリーダー板垣伴信氏の新スタジオ「板垣ゲームズ合同会社」、解散


インターネット版官報にて10月7日、板垣伴信氏が2021年に設立した板垣ゲームズ合同会社(Itagaki Games)が解散となったことが明かされた。一方でこれに先だって、板垣氏の別の会社が「株式会社板垣ゲームズ」に商号変更しており、事業停止ではなく事業集約がおこなわれたようだ(gamebiz)。

板垣ゲームズ合同会社は、板垣伴信氏が2021年に設立したスタジオだ。同氏はかつてのテクモにてTeam NINJAを率いて『デッド オア アライブ』シリーズや『NINJA GAIDEN』シリーズなどを開発。その後紆余曲折を経て2008年に同社を退職した。

なおこの間には、テクモの元幹部であった兼松聡氏が2007年にヴァルハラを設立。板垣氏は、同じくテクモを退職した元Team NINJAの岡本好古氏らと共にチームを立ち上げ、ヴァルハラに合流することとなった。この際にヴァルハラは、ヴァルハラゲームスタジオと名を改めている。板垣氏は代表取締役および最高技術責任者を務めたものの、2017年に一身上の都合により同社を退職した。なおヴァルハラゲームスタジオは、2021年12月にソレイユに吸収合併されている。

ヴァルハラゲームスタジオを退職後の板垣氏は2021年1月に板垣ゲームズ合同会社を設立したことを発表。設立当初はPS5/Xbox Series X|S/PC向けに新作を開発することを表明していた。そして今回、インターネット版官報にて板垣ゲームズ合同会社が解散されたことが明らかとなった。

一方、gamebizによれば板垣ゲームズ合同会社の解散に先だって、先月9月に株式会社板垣プロダクションが「株式会社板垣ゲームズ」に商号変更していたという。板垣プロダクションは、板垣氏が2010年に設立していた会社だ。そのため板垣ゲームズ合同会社の解散によってゲーム開発事業が停止されたわけではなく、ふたつの会社が統合され事業集約された格好とみられている。

【UPDATE 2024/10/07 13:06】
株式会社板垣プロダクションの「株式会社板垣ゲームズ」への商号変更について追記