ソニー・インタラクティブエンタテインメント（以下、SIE）傘下スタジオであるNixxes Softwareのとあるスタッフが、未発表かつ大型のPlayStationゲームタイトルリマスターを“うっかり示唆”してしまったようだ。ユーザーによって発見された些細なSNS上の記述が注目を集め、PlayStation Lifestyleなど各海外メディアによって報じられている。
Nixxes Softwareは、オランダを拠点とするスタジオだ。同スタジオはコンソールゲームのPC版移植や開発協力などを手がけており、2021年にはSIEに買収された。以降は、『Marvel’s Spider-Man Remastered』『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット』『ラチェット＆クランク パラレル・トラブル』PC版移植など、PlayStationファーストパーティータイトルのPC展開やリマスター版開発を担当。今月31日には、同スタジオがリマスターを手がけた『Horizon Zero Dawn Remastered』がリリース予定となっている。
今回、『Horizon Zero Dawn Remastered』に続くさらなる大型PSタイトルのリマスター版開発が示唆され、注目を集めている。PlayStation Lifestyleなどの報道によれば、発端となったのは海外掲示板ResetEraにおけるとあるユーザー投稿だ。同投稿には、Nixxesスタッフによる、LinkedInでの投稿と見られるスクリーンショットが送付されており、投稿者の配慮によって名前は伏せられている。
同投稿の内容は、発売を間近に控える『Horizon Zero Dawn Remastered』リリースに寄せた前向きなコメントとなっている。その中でも注目を集めているのが、「the first big PlayStation content project from Nixxes Software（Nixxesが手がける、最初の大型PlayStationコンテンツプロジェクト）」との記述だ。同投稿では、『Horizon Zero Dawn Remastered』のことを「最初のプロジェクト」と表現している。すなわち、「次のプロジェクト」を視野に入れた表現となっているわけだ。
なおNixxesおよびSIEからは、現時点では「次のプロジェクト」に該当するようなPSファーストパーティータイトルのリマスターは発表されていない。そのため、「『Horizon Zero Dawn』に匹敵する大規模作品のリマスター計画が、未発表のうちに進行しているのでは」と推測されているわけである。前述のResetEraなどでは、この投稿を受けて「一体どの作品がリマスターされるか」といった談義に花が咲いている。
先述のとおり、NixxesやSIEによる公式発表がない以上は、Nixxesによって実際に未発表リマスター作品が着手されているかは不明。しかし、上述のスタジオ紹介動画などでは、複数のリマスター作品を意欲的に手がける方針がはっきり示されている。『Horizon Zero Dawn Remastered』の後の展開には、期待を寄せてもよさそうだ。
