サバイバー系ローグライク『Halls of Torment』正式リリースされ人気ぐんぐん高まる。装備持ち帰りなど“独自システム光るヴァンサバライク”として


デベロッパーのChasing Carrotsは9月24日、ローグライクアクションゲーム 『Halls of Torment』を正式リリースした。本作は昨年の5月24日に早期アクセスを開始して以来高い人気を保ち続けており、正式リリース後も同時接続プレイヤー数が約9500人に達するなど、順調な滑り出しを見せている。なお本作は、正式リリースに先駆けた6月のアップデートで日本語にも対応している。

『Halls of Torment』は、大量に現れる敵の猛攻に耐え抜いてステージのクリアを目指す『Vampire Survivors』ライクの見下ろし型ローグライクアクションゲームだ。  バラエティー豊かな操作キャラクターたちは、アイテムの取得やレベルアップを重ねることで成長していく。手に入れた装備をその場で使わずに拠点に送ることで次回以降の攻略の役に立てたり、敵のモンスターたちにもそれぞれ独特の挙動が設定されていたりといった、単なる『Vampire Survivors』ライクに留まらないシステムも特徴だ。


本作は本稿執筆時点で、20万件を超えるレビューのうち98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。先述したようなゲームシステムの持ち味のほか、早期アクセス配信中にアップデートを重ねてバランス改修やバグ修正などがおこなわれてきた点などに好評が寄せられている。また、90年代後半のRPGを彷彿とさせる不気味なビジュアルや小気味よいサウンドなども高い評価を受けている。ローポリで表現されるおどろおどろしいアートスタイルに関しては、特に初期の『ディアブロ』シリーズを思い起こさせるといった感想も寄せられている。

なお昨年の7月ごろに本作は、著名実況配信者が本作をプレイしたことが話題となり、一時は2万6000人を超える同時接続プレイヤーを記録していた(関連記事)。その後も着実にアップデートを重ね、今回正式リリースに漕ぎつけたかたちだ。


正式リリースでは、最後のメインステージである「The Vault」の追加や操作キャラクターの新規特性などが実装。SteamDBによると、直近で500人前後で推移していた同時接続プレイヤー数はピーク時に約9500人を記録している。人気実況者が取り上げたことによる一過性のブームに終わらせず、アップデートを続けつつ正式リリースとなる大型アップデートを迎えたことで、大きな賑わいに繋がったのだろう。

なおさっそく新要素への好評も集まっているようで、直近1か月のレビューにおいては本稿執筆時点で1227件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。先述した同時接続プレイヤー数についても、連日ピーク時のプレイヤー数が増加を見せており、今後も盛況が続くことが期待される。

『Halls of Torment』は、PC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールが開催されており、10月2日午前2時まで定価25%オフの450円で購入可能だ。