Nintendo Switch版『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』は、“ライティング全部作り直し”の気合移植に。名手Engine Softwareが手がける


ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』のNintendo Switch向け移植は、Engine Softwareが担当するという。『リトルナイトメア』シリーズのNintendo Switch版移植などを手がけてきた、実績あるスタジオだ。

本作は、アドベンチャーゲーム『ライフ イズ ストレンジ』シリーズの最新作だ。PC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S向けに、10月30日に発売予定。また発売日は未定ながら、Nintendo Switch向けにも発売が予定されている。


本作の開発を手がけるのはDeck Nine。シリーズ作品としては、『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』や『ライフ イズ ストレンジ トゥルー カラーズ』を手がけたスタジオだ。本作では、DON’T NODが手がけたシリーズ第1作の主人公であるマックス・コールフィールドが成長した姿でふたたび主人公として登場し、新たな物語が描かれる。

先月8月30日から9月2日にかけて開催された「PAX West 2024」には、本作のゲームディレクターを務めるJonathan Stauder氏が出席。海外メディアNintendo Lifeによると、同イベントでおこなわれた試遊会の中で、同氏は本作Nintendo Switch版の移植開発元がEngine Softwareであることを明かしたという。

Engine Softwareはオランダに拠点を置く老舗ゲームスタジオだ。近年では『リトルナイトメア』および『リトルナイトメア2』や『イースIX -Monstrum NOX-』などのNintendo Switch向け移植を手がけてきた。また、10月31日にPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売される『シャドウ・オブ・ザ・ダムド:ヘラ・リマスタード』のNintendo Switch向け移植開発も、同社が担当している。

人気作・注目作のNintendo Switch向け移植をさまざま手がけてきたスタジオであり、『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』でもその手腕を発揮するようだ。ちなみにEngine SoftwareのXアカウントは、8月6日の『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』公式Xアカウントのポストを引用しつつ、携わっていることを示唆していた。


なおStauder氏によれば、『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』の移植にあたり、Unreal Engine 5のLumenやNaniteといった高度機能については、Nintendo Switchでの使用が困難だったという。そのためゲーム内のライティングは、Lumenを利用した動的なグローバルイルミネーションではなく、事前計算してライトマップとして焼き付けるベイクドライティングで再構築されているとのことだ。

『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』はまずはPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S向けにリリースされるタイトルということもあり、スペック的に差のあるNintendo Switch向けには気合の入った移植がおこなわれる模様。先述したライティングの再構築など、負荷を抑えるための移植作業を、実績あるEngine Softwareが進めているわけだろう。本稿執筆時点では本作Nintendo Switch版の発売日は未定であり、実機映像も含めて続報は注目される。

ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』はPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S向けに、10月30日に発売予定だ。Nintendo Switch向けにも発売が予定されている。