PS4版『Horizon Zero Dawn』の定価が「約2倍」にひっそり値上げ。リマスター版発表後に


ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月25日、『Horizon Zero Dawn Remastered』を発表した。そして発表に際しては、PS4向けのオリジナル版の定価がひっそりと値上げされている。海外メディアVGCなどが報じている。

本作は、2017年にPS4版が発売され、のちにPC向けにも展開されたオープンワールド・アクションRPG『Horizon Zero Dawn』のリマスター版だ。かつての文明が失われ機械獣が闊歩する世界を舞台に、主人公である狩人アーロイは、自身の出生の秘密と運命を探る旅をおこなう。本作にはゲーム本編に加え、拡張パック「凍てついた大地」も収録される。

『Horizon Zero Dawn Remastered』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに10月31日配信予定。なお、オリジナル版であるPS4版『Horizon Zero Dawn』および『Horizon Zero Dawn Complete Edition』のセーブデータは本作と互換性があり、オリジナル版を所持している場合は9.99米ドルでアップグレード可能となっている。従来のPlayStation Studios作品と同様であれば、国内向けには1000円程度でのアップグレード価格となるだろう。

そんな本作の発表に際して、現在PS Store上で販売されているPS4版『Horizon Zero Dawn Complete Edition』が値上げされていることが判明した。PSPricesで確認するところでは、9月24日まで同作は税込2189円で販売されていた。PS4版については「PlayStation Hits」として定価が引き下げられ、お安く購入できたかたちだ。しかし9月25日の『Horizon Zero Dawn Remastered』発表を境に、現在税込4480円にて販売中(ストアページ)。約2倍以上も定価が値上げされたことが確認できる。

なおPlayStation.Blogによると、『Horizon Zero Dawn Remastered』の日本国内の通常版希望小売価格は税込5480円 となっている。過去にオリジナル版を税込2189円で購入していた場合、希望小売価格よりも安い値段でリマスター版にアップグレードできることになる。またパッケージ版を所持しているプレイヤーについても、ゲームディスクをPS5本体に挿入することで、アップグレードの割引特典を利用することが可能となっている。

現在オリジナル版を所持しているプレイヤーには定価上昇による影響はないとみられる。一方で『Horizon Zero Dawn Remastered』の発表にあわせて新規にオリジナル版を購入した場合には、アップグレードを含めた費用がリマスター版の定価と同額程度になるよう調整されたようだ。なおSteamおよびEpic Gamesストア版『Horizon Zero Dawn Complete Edition』は、定価は従来と同じく税込6490円で販売中だ。

『Horizon Zero Dawn Remastered』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに10月31日配信予定。