野生児大暴れアクション『オレっ!トンバ Special Edition』今年秋に発売へ。『魔界村』のクリエイター手がけたワイルド冒険アクションが、遊びやすくなって現代に蘇る


Limited Run Gamesは9月26日、『オレっ!トンバ Special Edition』について、PC(Steam)/PS5/PS4/Nintendo Switch向けに2024年秋発売することを発表した。なおパッケージ版については2025年の春の発売を予定している。

『オレっ!トンバ』は、初代PlayStation向けに1997年にリリースされた作品だ。『魔界村』など多数作品を手がけた藤原得郎氏がプロデューサー・ディレクター・デザイナーなどを兼任して開発された。本作の主人公は、野生児トンバ。本作の世界には「魔ブタ」と呼ばれる迷惑な存在がはびこっている。トンバはそんな魔ブタに「ジィちゃんの形見」を奪われ、取り返すためにさまざまな魔ブタを倒していくのだ。

本作は3D描画の横スクロールをベースとしつつ、時折奥行きのある場面も織り交ぜられている。プレイヤーはそうしたステージを、トンバの個性を活かした多彩なアクションで攻略していくことになる。ダッシュやジャンプはもちろんのこと、敵などに噛み付いたり、投げ飛ばしたり、壁にしがみついてよじ登ったりする、野生児的なアクションも可能。また、噛みつきは敵の能力を吸い取るといった活用法もある。


そんな本作のダウンロード版が国内向けに2024年秋に発売されることが決定した。本作は今年8月1日に欧米向けにダウンロード版が発売されていたが、その時点では国内向けの発売については告知されていなかった。しかしながら8月3日、Limited Run GamesはX上にて、日本国内版についてアナウンス。オリジナルの『オレっ!トンバ』北米版では、日本版にはない改善要素が盛り込まれていたため、それを『オレっ!トンバ Special Edition』にも実装するために展開が遅れている、という事情であった。

今回の発表では、そんな北米版での改善要素が盛り込まれ、ついに本作が日本国内向けにも登場することが明かされたかたちだ。「Special Edition」においては、ゲームプレイ中どこでもセーブができるようになり、巻き戻し機能も追加。そのほかリマスターされたBGMや藤原得郎氏のインタビュー映像も収められている。なお本作の国内版発売決定について、オリジナル版『オレっ!トンバ』を手がけた同氏よりコメントも届けられている:

この度、Limited Run Games の協力の元「オレっ!トンバ」がスペシャルエディションとして復活します。皆様からの多くの声にお応えすることができてとても嬉しく思っています。今回初出しの自身による原画など資料も収録していますので、ゲームともども楽しみにしていてください。

『オレっ!トンバ Special Edition』はPC(Steam)/PS5/PS4/Nintendo Switch向けに2024年秋発売予定。パッケージ版は2025年春の発売を予定している。