『ペルソナ5: The Phantom X』日本展開決定、Steam/スマホなどで配信へ。『ペルソナ5』の世界を舞台に“PC基準のグラフィック”で遊べる基本プレイ無料ゲーム

アトラスは9月25日、『ペルソナ5: The Phantom X(Persona5:The Phantom X)』の日本展開決定を告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/Google Play Games)/iOS/Androidで、基本プレイ料金は無料となる。

アトラスは9月25日、『ペルソナ5: The Phantom X(Persona5:The Phantom X)』の日本展開決定を告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/Google Play Games)/iOS/Androidで、基本プレイ料金は無料となる。クローズドβテストが実施予定となっており、本日より10月6日まで参加者が募集される。なお本情報は、「ATLUS TGS2024 MEDIA BRIEFING 第1部『ペルソナ5: The Phantom X』発表会」にて発表されたものだ。

『ペルソナ5: The Phantom X』は、『ペルソナ5』の世界観や設定をベースとした、スマートフォン向けのRPGである。オリジナルの『ペルソナ5』は、アトラスから2016年に発売されたジュブナイルRPGだ。同作で主人公は、あるきっかけからペルソナ能力に覚醒。仲間たちと心の怪盗団を結成し、心が生み出す異世界「パレス」にて、盗まれた世界を取り戻す戦いを展開する。都内の高校生としての日常と、世間を賑わす怪盗団としての活動が描かれていた。弱点を突くと大きなメリットのあるバトルやペルソナの合体システム、仲間との絆が力になるコミュニティなども特徴だろう。2019年には追加要素を加えた『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』が発売。『ペルソナ5』シリーズでは、全世界でシリーズ累計1000万本以上のセールスを突破している。


本作『ペルソナ5: The Phantom X』では、『ペルソナ5』の世界観をベースに、新たな怪盗団の活躍が描かれる。セガとのライセンス契約のもと、中国Perfect Worldが開発。アトラスの監修や素材提供もおこなわれているそうだ。既に海外向けにはスマホ/PC向けにサービスが展開。今回の発表では、本作の日本展開が決定となったわけだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Google Play Games)/iOS/Android。運営型のゲームとなっており、基本プレイ料金は無料となっている。

本作の舞台では、欲望が失われつつある世界。主人公は煌びやかな悪夢を皮切りに、さまざまな怪異に見舞われていた。人語を解するフクロウ「ルフェル」との邂逅、鼻の長い奇妙な男や青い服の麗人がいる海底トンネル「ベルベットルーム」、時折脳裏に浮かぶ予知夢のようなワンシーン。そして、異形の跋扈する異世界メメントス。欲望が失われつつある世界で、新たな怪盗団の戦いが繰り広げられる。

 


本作ではメインシナリオをアトラスが中心となって制作されている。キャラクターとしては、フクロウのルフェルや主人公の同級生である新井素羽、2章から活躍するという加納駿、風紀委員の多祢村理子などが怪盗団のメンバーとして登場。彼らは昼は都内の学生として日常を過ごしながら、メメントスやパレスと呼ばれる心のダンジョンへ入り、心の怪盗団としても暗躍していく。また本作では、ジョーカーなど『ペルソナ5』のキャラクターも登場する。理由は不明ながら、メインストーリーでは新たな怪盗団がジョーカーと対峙することになるようだ。

 


本作のバトルでは、コマンド選択による行動など、いつものターン制のバトルが繰り広げられるようだ。新要素としては、ハイライトというキャラクターごとの必殺技が登場。マイナーチェンジによって、遊びやすくなる調整も施されている。また本作では、怪ドルと呼ばれるキャラクターたちも登場する。彼らは怪盗団をサポートしてくれる、主人公が現実世界で認知した認知存在。主人公の認知によって、ダンジョンでの世界が変わるという。ゲームとしては、ともにメメントスの探索やパーティーメンバーとしての戦闘が可能であるそうだ。

そのほか要素としては、本作でも渋谷など都内が探索可能となっている。新たな街として主人公が住んでいる雑司が谷も登場するそうだ。グラフィックはPCが基準となっており、美麗な3Dグラフィックによって『ペルソナ5』の東京が描かれる。

ペルソナ5: The Phantom X』はPC(Steam/Google Play Games)/iOS/Android向けに、基本プレイ無料で配信予定。事前登録受付も開始されている。9月26日から開催される東京ゲームショウ2024では、いち早くプレイできるプレミアム試遊などができるそうだ。また公式サイトでは、クローズドβテストの参加者が募集中となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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