『Muv-Luv Tactics カーリダーサの悪夢』正式発表、PC向けに開発中。『マブラヴ』シリーズの1人用シミュレーションRPG


株式会社fuzzは9月21日、『Muv-Luv Tactics カーリダーサの悪夢』を正式タイトルとして発表した。同作はPC向けにリリース予定。クラウドファンディングが実施予定となっており、2025年2月にWindows版、2025年6月にSteam版のリターンが届くそうだ。

『Muv-Luv Tactics カーリダーサの悪夢』は、『マブラヴ』シリーズの新作として開発中の、1人用シミュレーションRPGである。『マブラヴ』シリーズは、国内の美少女ゲームブランドâgeより2004年に発売された超王道学園アドベンチャーゲーム『マブラヴ(Muv-Luv)』に端を発する作品群である。同シリーズの舞台は、敵対的な未知の生命体BETAの侵略により、人類が絶滅の危機にひんしている世界だ。人類はBETAに対抗するため、人型兵器「戦術機」を開発。シリーズでは戦術機を用いたBETAとの戦いや、人間たちの物語が描かれてきた。直近の関連作品としてはスマートフォン向けの『マブラヴ:ディメンションズ』やアクションゲーム『Project MIKHAIL』などが存在。シリーズ作品のテレビアニメ化など、メディアミックスもおこなわれてきた。

本作『Muv-Luv Tactics カーリダーサの悪夢』は、1人用パッケージゲームとしてfuzzが開発中の、『マブラヴ』シリーズの戦略SRPGだ。8月の開発発表時点では「MUV-LUV TACTICS(仮) 」と称されていたが、今回正式なタイトルが明らかとなっている。

fuzzによる情報番組では、本作の商品仕様や動作環境、開発スタッフの情報などが明かされた。商品仕様としては、本作は1人用のシミュレーションRPGとして、まずはPC向けに開発中。プレイ時間は20時間から40時間ほどで、オンラインプレイには未対応となっている。いわゆる買い切りの1人用ゲームとして制作が進められているのだろう。

【『マブラヴ タクティクス(仮)』クラウドファンディング 】#02のスクリーンショット

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また開発スタッフとしては、fuzz代表取締役である柏谷佳樹氏が開発総責任者およびディレクターを務めるなど、fuzzのスタッフが多数制作に携わっている。同社は『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION』のプログラム開発作業や、スマホ版『Fate/stay night [Realta Nua]』の移植開発などを手がけてきた企業。『マブラヴ』関連では、『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』Steam版の移植開発全般や、『Project MIKHAIL』の開発業務全般なども担当してきた。本作はシリーズとも関わりの深い開発会社が主体となって制作しているわけだ。世界観設定/軍事考証/ストーリー構成としては、吉宗鋼紀氏と鈴木貴昭氏も名を連ねている。

【『マブラヴ タクティクス(仮)』クラウドファンディング 】#02のスクリーンショット


そのほか放送内では、開発中のゲーム画面やシステムも一部公開された。システムとしては、本作ではオーソドックスなターン制になるとのこと。ただしスクエア/ヘックス制ではなく、マスが存在しない仕組みを採用。スケール感も考慮し、そうしたシステムが採用されたようだ。システム面では、成長要素も搭載されているとのこと。戦術機をフィーチャーすることや、テンポの良さなどを意識して開発が進められているようだ。ゲーム内容の詳細については、放送内の後半を確認してほしい。

『Muv-Luv Tactics カーリダーサの悪夢』は、PC(Windows/Steam)向けに開発中。情報の一部は、noteでも公開されている。