頭脳で戦うハッキングアクション『EVOTINCTION』リリース後さっそく好評発進。ジャミングやホログラムなど、多様なハッキングで道を切り開く
デベロッパーのSpikewave GamesおよびパブリッシャーのAstrolabe Gamesは9月13日、『EVOTINCTION』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/PS4で、ゲームは日本語に対応。本作はリリース後さっそく高い評価を獲得しているようだ。
『EVOTINCTION』はSFステルスアクションだ。舞台はAIによって制御された研究施設兼居住区の「HERE」。ある日HEREのネットワークは出所不明のウイルス、通称“RED”に感染し、施設全体を制御していたAIが暴走。主人公はHEREの研究開発部のリーダーで、システムの設計者でもある劉博士。彼は相棒のロボットOZと共に壊滅してしまった研究施設におもむき、生存者を探しつつウイルス感染の原因を探る。
施設内には、ジーニーと呼ばれるサービスロボットが多く配置されている。施設深部にはキラーロボットもおり、敵を見つけると攻撃をしかけてくる。劉博士は特別な戦闘訓練を受けておらず、ロボットたちとの真っ向勝負は不利だ。そこでAIのハッキングを通じ、道を切り開くこととなる。
そんな本作は9月13日にPC(Steam)/PS5/PS4向けにリリースされた。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約80件中96%の「非常に好評」ステータスを獲得している。レビュー件数は少ないものの、リリース直後から高い好評率を誇っている。
レビューでは、激しい銃撃などの戦闘がなく、ハッキングを活用して展開されるゲームプレイが特に高い評価を集めている。どのようにAIを出し抜くか、といった戦略の考案や、多様なハッキングスキルでAIを攪乱するのが楽しいと好評を博しているかたちだ。また近未来を舞台としたSF世界の設定や、グラフィックも好評だ。
本作を手がけるのは、中国の杭州に拠点を置くSpikewave Games(余烬科技)。2K Gamesに在籍しゲーム開発を担当した経験もある4人のスタッフにより創設されたチームだ。本作はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のChina Hero Projectに選ばれた作品。China Hero Projectは、SIE上海による取り組みで、中国を拠点としたゲーム開発者の支援を目的としている。過去に同プロジェクトのサポートを経てリリースされたタイトルとしては『フィスト紅蓮城の闇』、『ANNO: Mutationem』、『ハードコア・メカ』などの好評作品が並んでおり、本作もそこに名を連ねるかたちだ。
『EVOTINCTION』はPC(Steam)/PS5/PS4向けに販売中だ。またリリース記念セールとして9月27日まで、定価の10%オフとなる3149円で購入が可能だ。