本格ミステリーADV『黄昏に潜む梟と、明け方の昴』発表、12月26日発売へ。江戸川乱歩賞受賞作家が描く、旭川の学園で起こる謎多き殺人事件
エンターグラムは9月12日、『黄昏に潜む梟と、明け方の昴』を12月26日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch/PC。通常版の価格は、ダウンロード版が税込3300円、パッケージ版が税込3960円となっている。発表にあわせて、本作の公式サイトが公開されている。
『黄昏に潜む梟と、明け方の昴』は、旭川の学園で親友や担任教師の殺害事件を追っていく、本格ミステリーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、冬の北海道・旭川。私立清文華学園ではクリスマスパーティーを目前としていた。主人公の榊すばるは、世界的な探偵である榊謙信の次男であるものの、探偵的なスキルをもっていない少年だ。彼は事件が起きても真相にはたどり着けず、幼馴染の髙村瑞葉の方が運動や洞察力は勝っているのだという。
本作で主人公の榊すばると髙村瑞葉は、学園生活最後のクリスマスパーティーを目前に心を踊らせていた。しかしそんな中、事件が発生する。2人の親友である雅八代と、担任教師の由利飛鳥が殺されてしまったのだ。さらに犯人として、親友の篠崎万葉が逮捕される。榊すばると髙村瑞葉は、事件の捜査を開始。篠崎万葉を信じて、真相を解き明かそうとする。一方事件の裏では、2人の秘密にも深く関わる存在が糸を引いていた。主人公たちにも関わる学園での事件が描かれるようだ。
本作に関しては、制作スタッフが明かされている。まずシナリオは、シナリオライター・小説家の桃ノ雑派氏が手がけている。ゲームでは、『Secret Agent~騎士学園の忍びなるもの~』や『さくらいろ、舞うころに』にシナリオで参加するなど、美少女ゲームの制作に携わっていた。その後2021年には「老虎残夢」で第67回江戸川乱歩賞を受賞。桃野雑派名義で「星くずの殺人」「蠟燭は燃えているか」といったミステリー小説を執筆してきた。
また原画・イラストは、アニメ「白い砂のアクアトープ」キャラクター原案などを務めた、イラストレーターのU35氏が担当している。本作では、江戸川乱歩賞受賞作家の本格ミステリーが、美麗なビジュアルで彩られているそうだ。そのほか主題歌は、いとうかなこさんが担当。演出面では各キャラクターのCVが公開されており、ボイスも用意されているようだ。
『黄昏に潜む梟と、明け方の昴』は、PS4/Nintendo Switch/PC向けに12月26日発売予定だ。価格は、通常版はダウンロード版が税込3300円、パッケージ版が税込3960円。完全生産限定版は税込9878円で、アクリルパネルやサントラCD、イラスト集などが付属する。また公式サイトでは、各店舗特典も公開されている。