「銃火器」で除霊するパワー系ホラーTPS『近畿霊務局 – Kinki Spiritual Affairs Bureau』Steamにて10月4日配信へ。銃火器や装甲車まで持ち出し現代悪霊退治

霧笛ノト(Noto Muteki)氏は9月10日、『近畿霊務局 - Kinki Spiritual Affairs Bureau』を10月4日に発売すると告知した。幽霊を銃火器で殲滅して村の謎を追う、和風ホラーTPSである。

個人ゲームクリエイターの霧笛ノト(Noto Muteki)氏は9月10日、『近畿霊務局 – Kinki Spiritual Affairs Bureau』(以下、近畿霊務局)を10月4日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、SteamのストアページやPVが公開されている。

『近畿霊務局』は、幽霊を銃火器で殲滅して村の謎を追う、和風ホラーTPSである。本作の舞台となる平行世界の日本では、行政によって除霊がおこなわれていた。本作のメインキャラクター・白石瑞希は、霊務省近畿霊務局に所属する公認除霊師として、奈良県賽河村を訪れる。同自治体は、人知れずインターネット上から消失。白石瑞希は、賽河村へ調査にやってきたわけだ。


しかし白石瑞希が訪れた賽河村には、村民の姿はどこにもなく、自然発生にしては数が多すぎる違法幽霊たちが存在していた。白石瑞希は、悪霊たちを葬りながら、尋問によって情報を収集。同僚からの助言を受けつつ、巨大な結界で封鎖された賽河村の謎へと迫っていく。悪霊に占拠された村や、怪異の絡む事件が描かれるようだ。


白石瑞希は、銃火器や徒手空拳など「物理的な手段」によって除霊をおこなう。というのも本作には悪霊や除霊師が登場するなど、ホラー風の設定が採用されている。一方ゲームプレイは、肩越し視点のTPSとして展開。プレイヤーは銃火器や近接格闘などによって、悪霊との銃撃戦を演じるという。本作はホラーゲーム風の世界を舞台に、物理的な攻撃で幽霊たちを撃退するTPSとなっているわけだ。

白石瑞希の攻撃手段としては、ライフルや格闘以外に、釘バットや墓石、擲弾装甲車などが登場。パワフルで現代的な手段で、幽霊たちとの激しい戦いが繰り広げられる。また本作にはサタコなる敵や、山間の集落や神社といったホラーらしいロケーションが登場。ストーリーが進むと悪霊たちが武装し始め、悪霊部隊の警備を掻い潜って村役場へ潜入するステルスミッションも登場するなど、状況の変化にあわせた多彩なゲームプレイが待ち受けているようだ。

 


本作は、個人ゲームクリエイターの霧笛ノト氏が手がけている。過去作としては、自粛違反者を消毒するゲーム『STAYHOMER』を2020年にリリース。Steamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で48件中91%の好評を獲得している。同氏の新作となる『近畿霊務局』は2022年にティザー映像が公開され、制作が続けられてきた。今回発売日が決定となったわけだ。

なお本作は、理不尽な幽霊にうんざりした貴方に贈る「幽霊に思う存分やり返せる」ゲームとも謳われている。ティザー映像のコメントでは、同氏はホラーゲームが怖すぎて嫌いなので、思いっきりやり返せるホラーゲームを作っているとコメントしていた。本作ではそんな同氏の気持ちもあり、ホラーゲームでは一方的に襲ってくる幽霊を、銃火器で倒せるゲームとなっているのだろう。


『近畿霊務局 – Kinki Spiritual Affairs Bureau』は、PC(Steam)向けに10月4日発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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