マイク操作スイカ割り苦行アクション『SUIKAWA LEAD』Steamにて体験版無料公開。『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』開発者による、イライラ音声認識スイカ割りゲーム

国内の個人ゲーム開発者ただすめん氏は9月4日、『SUIKAWA LEAD(スイカワリード)』の体験版をSteamにて公開した。同作はPC(Steam)向けに、2024年リリース予定。

国内の個人ゲーム開発者ただすめん氏は9月4日、『SUIKAWA LEAD(スイカワリード)』の体験版をSteamにて公開した。同作はPC(Steam)向けに、2024年リリース予定。体験版では本作の一端が体験可能となっており、体験版の全ミッションをクリアすると完成版のエンドロールに名前が掲載されるそうだ。

『SUIKAWA LEAD』は、キャラクターに声で指示をしてスイカを割る、音声認識を利用した苦行系アクションRPGである。本作の舞台は、どこか遠くの世界だ。メインキャラクターの割り人は、長き眠りから目覚めた人物。巨大なグランドスイカを割って、封じられた言葉を解放する使命をもっている。本作でプレイヤーは異世界の導き手と呼ばれる存在になり、コトバに込められた力によって割り人を導いていく。音声認識によって割り人を導き障害を乗り越える、マイクを使ったゲームプレイが繰り広げられる。

メインキャラクターの割り人は、プレイヤーのコトバに反応して行動する。たとえば走れと指示すれば素早く移動し、止まれと指示すればその場で停止する。音声によって、キャラクターの割り人を操作するわけだ。さらに本作では、特定の音声で動作する仕掛けなどが登場。周囲を照らすスパークルや、障壁を展開するバリア、次の攻撃を強化するブーストなど、音声コマンドも用意されている。音声によるキャラクターの移動操作に加えて、マイクを使ったギミックや、音声入力によるコマンドも使用することでゲームプレイを進めていくのだ。

ストアページによると、本作では時空の歪みにより、プレイヤーのコトバが上手く伝わらないこともあるという。しかし、そうした煩わしさも本作の醍醐味とされており、困難の中でも自らのコトバの力を駆使して冒険を進めるスキルが求められるそうだ。


また本作では、それぞれテーマの異なるダンジョンなどが多数登場。挨拶をテーマとしたダンジョンでは、「お疲れ様です」と挨拶することで無力化できる敵が登場するなど、ユニークなパズルや戦闘が待っているという。「運賃」と言わなければ開かないコトバの扉や、古代の呪文「キ〇タァマッ」によって作動する仕掛けなど、児童誌レベルの下品な表現も登場する。そのほか冒険の中では、新しい音声コマンドの習得やステータスの上昇など、成長要素も存在している。


本作は、個人ゲーム開発者のただすめん氏が手がけている。過去作としては、『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』シリーズや『体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム』など、個性的な世界観のゲームを展開。前作『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!ユニバース』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー142件中94%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。プレイヤーからは、前作から引き続きテンションの高い内容や、アクションゲームとしてしっかり遊べるゲームプレイなどが評価されているようだ。

本作『SUIKAWA LEAD』は、同氏のX(旧Twitter)上にて「マイク(音声認識)でしか操作できない苦行アクションRPG」などとして、2024年2月頃から開発状況が伝えられてきた。

今回の体験版では、基本的なシステムや「アイサツの神殿」でのゲームプレイなどが可能となっている。また体験版ではキャンペーンが開催されており、ミッションをすべて達成すると完成版エンドロールへの名前掲載権利がもらえる。エンドロールへの掲載は、ミッション全達成後にアシストメニュー内の特典ページへのリンクから応募できるそうだ。応募期限は、10月15日までとなっている。

『SUIKAWA LEAD』は、PC(Steam)向けに2024年リリース予定。体験版は、Steamにて公開中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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