不穏な気配漂うノベルゲーム『ダレとカレも』発表。不穏な滑り出しの先に待つ、想像もできない真実と感動的な結末

講談社ゲームクリエイターズラボは9月3日、『ダレとカレも』を発表した。対応プラットフォームやリリース時期などは未発表。

講談社ゲームクリエイターズラボは9月3日、『ダレとカレも』を発表した。対応プラットフォームやリリース時期などは未発表。開発者のyona氏が前作に引き続き、再び講談社ゲームクリエイターズラボのメンバーとなり、本作の制作が進められるようだ。

『ダレとカレも』は、不穏な雰囲気から始まり世界の真実が明かされていくという、ノベルゲームである。本作の詳細については明かされていない。代わりにプレスリリースでは、5枚の画像が公開。ヒゲの男が気だるそうにゆっくり起き上がる様子や、歯ブラシと歯磨き粉を手にしている意味深なシーンなどが描かれている。また画像の1枚では、誰かが911へ電話をかけようとしている。911とはアメリカなどにおける緊急通報の番号だ。詳細は不明ながら、何やら不穏な気配が漂っているのは間違いないだろう。


本作は、ゲーム開発者のyona氏が手がけている。同氏は2023年に、謎解きアドベンチャー『In His Time』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で16件中93%の好評を獲得している。同氏は2022年3月に講談社ゲームクリエイターズラボの第二期ラボメンバーに選出されており、編集者によるサポートなどを受けながら『In His Time』を開発していた。


発表によると本作『ダレとカレも』は『In His Time』に続き、yona氏が再びラボメンバーとなって挑戦する作品となる。同氏は前作のリリース後、担当編集者と共に次作の企画を練り始めた。4か月の期間を経て本作の企画を提出し、2度目のラボメンバー入りとなっている。プレスリリース内の同氏の受賞コメントによると、本作は同氏が自分の中の一番熱いものを込めた企画だという。自身の画力やゲームのあるべきイメージなども含めて、すべてを疑って表現していきたいと語っている。そのために、前作とは絵のスタイルが異なっているようだ。

また選評によると、本作は不穏な滑り出しから真実が明かされ、想像できない感動的な結末が待っているという。プレイする前にエンディングを知ってしまったことが残念だ、と選評で嘆かれるほどのゲーム体験に期待したい。

『ダレとカレも』は、現在開発中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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