協力マルチホラー『Lethal Company』開発者、「燃え尽きた」と報告。いずれ同作開発に復帰することも視野に入れつつ、いったん新作制作へ
個人デベロッパーのZeekerss氏は8月17日『Lethal Company』に向け、バージョン60アップデートを配信した。現在本作はバージョン62アップデートを迎えているものの、Zeekerss氏によれば、本作の開発をいったん中断し、他に手がけている新作のリリースに集中する可能性があるという。
『Lethal Company』は、最大4人協力プレイ対応のホラーゲームだ。PC(Steam)向けに2023年10月から早期アクセス配信をおこなっている。プレイヤーは「Company」の契約社員として放棄された衛星に向かい、廃工場や野外を探索して物品を回収しつつ期限内にノルマを達成し、無事に帰還することを目的とする。本作は非常に高い人気を集めており、Steamユーザーレビューでは約34万件のレビューのうち実に97%の好評率で「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。
同作を手がけるZeekerss氏は、個人デベロッパーだ。同氏は過去にゲーミングプラットフォーム『Roblox』において、複数の人気ホラー作品をリリース。近年ではSteamに向けてもリリースをおこなっている。
数々の高評価作品を送り出してきた、ホラーゲームの名手でもあるZeekerss氏。同氏は『Lethal Company』について、Discordにて状況と今後の展開についての情報を公開した。
日本時間8月26日にThe Dark Place Travelers 公式Discord上でZeekerss氏が発言したところによると、現在開発中の一人称探索アドベンチャー『Welcome To The Dark Place』に移行するかもしれない、と今後の予定を明かした。加えて同作は早ければ10月、およびハロウィンのリリースに間に合うかもしれない、とも語っている。
開発の“一時移行”を宣言した理由として、同氏は「『Lethal Company』で燃え尽きた感じがある(I’m burning out on Lethal Company)」と語っている。8月17日にリリースされたバージョン60では、「Maneater」なる生命体が追加。ほかにも新エリアの坑道が追加され、多くの要素が実装。大規模なアップデートがおこなわれていた。
こうした大型アップデートを無事にリリースできたということもあってか、Zeekerss氏が『Lethal Company』にて“燃え尽きてしまった”部分もあるのかもしれない。その結果として当面の間、新作の開発に注力する可能性を表明したかたちだ。
とはいえ、『Lethal Company』の開発をこれで完了する、というわけではないようだ。Zeekerss氏いわく、『Lethal Company』の「バージョン65アップデート」における主要な機能についてはすでに開発を終えているとのこと。いざ同作のアップデートに再び戻ることになっても、簡単に対応ができると見込んでいる模様。
今回Zeekerss氏によって“燃え尽きた感じ”とも表現された『Lethal Company』向けのアップデート。今後は同氏が手がける新作の制作をメインに取り組んでいく方針だと思われる。なお同氏の口ぶりを見る限りでは、『Lethal Company』に向けたさらなる大型アップデートの展開はまだ先となりそうではあるものの、今後もアップデート自体は提供されていきそうだ。
『Lethal Company』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。