世紀末レースアクション『Fatal Run 2089』発表。邪魔する車はぶっ壊す、ルール無用の荒廃世界過激バトルレース
パブリッシャーのAtariは8月26日、ポストアポカリプス・バトルレースアクション『Fatal Run 2089』を発表した。2025年にPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch向けに発売予定。
『Fatal Run 2089』は、ポストアポカリプス風の世界を舞台とするバトルレースアクション。彗星の衝突により地球は放射線で覆われており、生き残った人類たちは荒地の戦士(wasteland warriors)として熾烈な派閥争いを繰り広げているという。そんな中でプレイヤーは「エンジニア」として知られる科学者グループに加わる。そして大気を浄化するために設計された先進的なクリーンエネルギー装置「ARC」を世界中の重要な拠点に輸送するため、過激なロードトリップに挑むことになる。
本作はUnreal Engine 5を採用しており、最新エンジンで描かれるポストアポカリプス風の世界感とスピード感、過激なカーアクションなどが特徴となりそうだ。またプレイヤーの運ぶ「ARC」は徐々に腐敗(decay)していくとのことで、輸送は時間との戦いになるのだろう。さまざまなドライビングテクニックを駆使しながら、ヘアピンカーブ、分岐した道、隠された近道などが存在する20のレベルを駆け抜けるという。時間との戦いなどが求められる点からか、ゲームプレイの特徴はクラシックなアーケードスタイルとしてアピールされている。
そして道中では「ARC」を狙うさまざまな敵も襲い掛かってくる。つねに警戒を怠らず、武器を駆使したり、道路から叩き落としたりなどして撃退するのだ。またゲーム中にはそれぞれ独自の能力と戦術を持つ4人の強力なボスとの対決が用意されているとのこと。培ったドライビングスキルと戦略的思考を駆使して、ボスを突破していく必要があるのだろう。
またレース中に集めた通貨で車をアップグレードし、カスタムパーツで乗り物を強化して、過酷なレースを有利に進めることも可能。車両は7種類の個性的な乗り物から選択可能であるという。それぞれがユニークな性能を持つため、軽快で俊敏な走りが好みか、重厚なパワーを重視するかで好みの車両を選択することができるようだ。
本作は、1990年にAtari 2600およびAtari7800向けにヨーロッパでの発売されたレースアクション『Fatal Run』を現代的に再構築した作品だという。本作の開発を手がけるのはブラジルを拠点とするMNSTR Studio。同スタジオはゲーム開発におけるアートディレクションや3Dモデリング、VFXやアセット作成などといった業務などをメインとしている会社。公開されているトレイラーを見る限りでも、『Fatal Run 2089』は同スタジオの得意とするリアルな3D表現が存分に生かされた作品となっているようだ。
『Fatal Run 2089』は2025年発売予定。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch。