中世鍛冶屋経営シム『Blacksmith Master』Steamなどで9月27日早期アクセス配信へ。職人や鉱夫を管理してお店を運営、原料集めから製造・販売までまるごとこなす
パブリッシャーのHooded Horseは8月16日、『Blacksmith Master ブラックスミス・マスター』の早期アクセス配信を9月26日に開始すると発表した。日本での配信は時差の関係で9月27日になるようだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)で、ゲーム内は日本語表示に対応予定。
『Blacksmith Master』は鍛冶屋経営シミュレーションゲームだ。舞台となるのは中世ヨーロッパ風の世界のとある小さな町。プレイヤーは鉱夫や職人たちを雇い、資源の採掘や商品の製造、販売をおこなって店を発展させていく。
本作には100種類近くのアイテムが登場し、武器や防具のほかに、鍋やフォークなどの日用品やアクセサリー類なども製作可能。クラフトレシピを解放することで、徐々に作れるものが増えていくようだ。また職人はそれぞれ異なるスキルをもっており、金属加工が得意だったりガラス細工に長けていたりと個性があるという。職人は育成することも可能とのことで、いろいろな職人を育てつつ新たなレシピをアンロックし、いろんな客の注文に応えていくことになるようだ。
アイテムによって製造工程が異なり、それぞれ違う原料や設備が必要となるという。なかには複数の設備を用いる複雑な製品もあるようで、プレイヤーは効率的に製造ができるように施設を配置していくことになるようだ。工房は階段を設置して2階建てにしたりと、自由に拡張することができる様子。また工房は販売店も兼ねており、製造設備だけでなく商品の展示スペースなども必要になるとのことである。
アイテムの製造に必要な鉱石などは、鉱夫を雇って採掘させることになる。鉱夫には満足度などパラメーターが存在しており、疲労が溜まると作業効率が落ちていくという。休憩所を設置したり交代人員を確保したりして労働者の満足度を上げるのか、安い賃金でこき使うのかはプレイヤー次第とのこと。また自分で素材を集めるだけでなく、物々交換による交易といった要素も用意される様子。たとえば木こりと契約して斧を送れば、かわりに木材を受け取ることができるようだ。
そのほか本作では直接職人を操作して、プレイヤー自らアイテムを製作できるモードも用意されるという。同モードでは鉄を打ったり木を切ったりといった製造工程を体験でき、タイミングよくボタンを押すなど、ちょっとしたミニゲームをこなすことになるそうだ。そうしてときおり自分で商品を作りつつ工房を管理・運営し、お店の評判を高めて事業を拡大していくことになる。
本作を手がけるUntitled Studioはセルビアを拠点とするゲームスタジオだ。過去には中世酒場経営シム『Tavern Master』を制作している。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約8800件中92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。中世世界の雰囲気やカジュアルに楽しめるゲームプレイなどが好評を得た。人気作を手がけた同スタジオより、今度は鍛冶屋をテーマとした中世経営シムが打ち出されるかたちとなる。
『Blacksmith Master ブラックスミス・マスター』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに、9月27日に早期アクセス配信開始予定。ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。