ゲームスタジオ経営シム『Let’s Build a Dungeon』発表。MMORPGを作り上げスタジオを拡大、 “開発元の実体験”も盛り込んだゲーム業界シミュレーション

Springloadedは8月14日、『Let's Build a Dungeon』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Xboxで、リリース日は未定。また公開されたSteamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

デベロッパーのSpringloadedは8月14日、『Let’s Build a Dungeon』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Xboxで、リリース日は未定。また公開されたSteamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

『Let’s Build a Dungeon』は経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーはゲームスタジオを運営し、MMORPGの開発者としてゲーム開発を手がけていくこととなる。MMORPG開発にあたっては、自身の好きなようにフィールドを作成可能。そうして作成したMMORPGを多くのユーザーにプレイしてもらい、人気タイトルを手がけるゲーム開発スタジオになることを目指すのだ。


ゲームスタジオを経営する際には、ゲームの制作を手伝ってくれるスタッフを雇うことができる。プログラマーやアーティスト、プランナーなどを補充することになるのだが、ここでプレイヤーは志望者から送られてきた履歴書をよく見比べ、希望の人材をスタジオに取り入れていく。こうして雇った人材はアセットやゲームシステムの構築に役立ってくれるそうだ。自らがMMORPGの開発を手がけていくだけでなく、適切な人的資源の管理も重要になっていくだろう。

そしてスケジュールの管理をおこないゲームを制作していく傍らで、ゲームの宣伝も欠かせない。広告キャンペーンを手広く展開し、ゲームメディアとも関係を構築できる模様。良い関係を構築出来たら、積極的にとりあげてもらえるようになるのかもしれない。


さらに苦心の末にゲームをめでたくリリースできても、それがスタジオの存続に直結するとは限らない。株主などの投資家、スタッフ、パブリッシャーなどとの交渉もおこなう必要がある。ゲームスタジオを存続にかかわる判断を、幾度となくおこなうことになるようだ。


本作を手がけるSpringloadedは、シンガポールを拠点とするインディーゲームスタジオだ。20年ほどゲーム業界にかかわってきたベテラン開発者、James Barnard氏によって2012年に設立された。同スタジオが手がけるゲームとしては動物園経営ゲーム『Let’s Build a Zoo』などがある。

『Let’s Build a Zoo』はピクセルアートによる動物などのビジュアル面や、自由なゲームプレイなどが高い評価を獲得している。『Let’s Build a Dungeon』でもピクセルアートが用いられたスタイルはそのままの模様。なお本作ではSpringloadedが実際に12年間で培った経験をもとにしているという。高評価シミュレーションゲームを手がけたスタジオが、経験も交えた新作シムを手がけるかたちだ。

『Let’s Build a Dungeon』はPC(Steam)/Xbox向けに開発中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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