スラブ風オープンワールドARPG『Elder Legacy』、ロシア語ユーザー中心に妙に人気。堅実な作りのスラブファンタジー冒険譚

Honor Gamesは7月26日、スラブ風オープンワールドARPG『Elder Legacy』の早期アクセス配信を開始した。主にロシア語圏のユーザーを中心に好評を博しているようだ。

Honor Gamesは7月26日、スラブ風オープンワールドARPG『Elder Legacy』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は早期アクセス配信開始後、主にロシア語圏のユーザーを中心に好評を博しているようだ。なおストアページの表記によると日本語表示に対応しているものの、現在ロシア語以外の言語は機械翻訳により実装されている。

『Elder Legacy』はシングルプレイ用のオープンワールドRPG。舞台はスラブ風の世界観をベースにしたオープンワールド。主人公はクエストをこなしながらストーリーラインを追い、世界を自由に探索することができる。道中では斧や盾、弓、さまざまな呪文などを駆使し、レベルアップしてスキルを成長させることもできる。また建築やアイテムのクラフトなど、サバイバル要素も含んだ物になるという。

本作は7月26日に早期アクセス配信を開始。さっそく好評を博しており、本稿執筆時点で約320件中97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。特筆すべきはそのユーザーレビューの言語分布。外部サイトSteamScoutによると、本作に寄せられている約95%がロシア語圏でのレビューとなっている。スラブ系の世界観をベースにしたファンタジー世界ということもあり、ロシア語圏ユーザーにとっては親しみやすい世界観となっていることが好評を博している理由のようだ。

ロシア語圏ユーザー以外にも英語圏ユーザーからの評価も寄せられており、こちらもおおむね好評のようだ。また『The Witcher』シリーズ『Gothic』シリーズなどといった、オープンワールドRPGのファンからも高い評価を受けている。ファンタジー世界で繰り広げられるシングルプレイの体験では、現時点で規模は小さいながらしっかりとまとまっているとして、今後のアップデートや正式リリースまでのブラッシュアップに期待を寄せる声が多く見られる。


開発を手がけるのはHonor Games。過去には『Eternal Evil』や『Survival & Horror: Hangman’s Rope』など、一人称視点のサバイバルホラーを多数手がけているスタジオであり、オープンワールドファンタジーARPGはスタジオにとって初の作品となる。また同スタジオの代表を務めるVladimir氏はカザフスタンで生まれ、現在はロシア人とのこと。スタジオには4人が在籍しているとのことであるが、公式Xによると本作のほとんどはVladimir氏一人で開発しているという。

本作は現在早期アクセス配信中。早期アクセス配信開始時点ではストーリーの第1章と最初の村近くのフィールド、およびダンジョンが実装されている。また早期アクセス期間は約半年から一年を想定しているとのこと。なお正式リリースの際には価格の上昇が見込まれている。また本作にはマルチプレイヤー用のサバイバルモードも実装予定。こちらはシングルプレイ用のモードとは異なるルールになるようで、後日ストアページを分けて別のパッケージとしてリリースする予定とのことだ。

Elder Legacy』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。価格は通常1200円のところ、8月10日までリリース記念セールとして15%オフの1020円で購入可能(いずれも税込)。Steamストアページではデモ版も配布されている。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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