「獲得開発資金1100億円以上」超スケール宇宙シム『Star Citizen』が期間限定で無料プレイ開放。約12年開発中のいわくつきゲームを触るチャンス
パブリッシャーのCloud Imperium Gamesは7月13日、『Star Citizen』を現地時間7月19日までの期間限定で無料プレイ可能にすると発表した。日本向けには時差の関係で7月20日までに対応プラットフォームはPC(Windows)。
『Star Citizen』はスペースシミュレーションゲームだ。舞台となるのは30世紀の未来の世界。人類は宇宙に進出し、惑星をテラフォーミングしたり、星系を探しに宇宙探索をしたりするなどしていた。また宇宙には人類のほかにも知的生命体が存在し、ときには敵対する勢力もいる模様。そんな世界でプレイヤーは、それぞれ所持する宇宙船を操り、宇宙を冒険することとなる。
本作は2012年に開発がスタートし、現在もアルファ版というかたちで開発が進められている。またゲームプレイではオンラインマルチプレイヤーモードの「Persistent Universe」が中心となって展開されている一方で、シングルプレイ専用のキャンペーンモード「Squadron42」も展開される予定。ひとりで、あるいはフレンドなどとともに惑星に降り立って採掘や開拓、さらには戦闘などもおこなえる。
なお、『Satr Citizen』はクラウドファンディングにてもっとも資金を集めたゲームとしても名を馳せる。『シェンムー3』などを上回るクラウドファンディング資金を獲得しているほか、さまざまなプラットフォームで資金を獲得。公式サイトを見ると、同作が獲得したファンディング資金は約7億1360万ドル。日本円で1100億円にものぼる。かつてないスケールで開発されているわけだ。ただし開発期間も長いことから、その進行や実装面での賛否両論が起こることも多々あり、ある種いわくつきのゲームにもなっている。
そんな本作において、定期的に開催される期間限定の無料プレイ解放イベント「Free Fly」が現地時間の7月12日に開始された。通常であれば、まず最低50ドル程度で購入できる宇宙船を購入してから宇宙探索することとなる。しかし現地時間7月19日までの無料プレイでは、10種の宇宙船に試乗可能。ラインナップには大規模な貨物輸送用のCaterpillarや、戦闘機のF7C Hornet、採掘船のProspectorなどが並んでおり、プレイヤーごとのプレイスタイルに応じた宇宙船がお試し可能となっている。
また期間限定の無料プレイ開始とともに「FOUNDATION FESTIVAL 2024」も7月末まで開催中。期間中は武器をはじめとしたさまざまな限定報酬が受け取れるようだ。なお宇宙船AuroraやCutterが入手できるスターターパック以外にも、期間限定として、小型貨物船Nomadやゲーム内通貨などがセットになったスターターパックも割引価格にて購入可能だ。各種内容の詳細については公式サイトを確認されたい。
『Star Citizen』はPC(Windows)向けに販売中だ。