東方Project二次創作弾幕アクションRPG『東方シンセカイ』有料DLC「夢幻輪廻のイレギュラー」が突如配信。古明地こいしやゆっくりれいむなどが操作可能

同人サークル・あんかけスパおよびマーベラスは7月11日、『東方シンセカイ』の有料DLC「夢幻輪廻のイレギュラー」を配信開始した。新シナリオや新プレイアブルキャラが追加されている。

同人サークル・あんかけスパおよびマーベラスは7月11日、『東方シンセカイ』の有料ダウンロードコンテンツ「夢幻輪廻のイレギュラー」を配信開始した。同DLCでは宇佐見菫子を主役に据えた新シナリオが展開。古明地こいしやゆっくりれいむなど、新たなプレイアブルキャラクターも用意されている。

『東方シンセカイ』は、『東方紅輝心』などを制作してきたサークル・あんかけスパによる、「東方Project」の二次創作弾幕アクションRPGだ。本作の舞台となる幻想郷では、幻想郷と外の世界を隔てる結界が突然破られてしまう。主人公の博麗霊夢と霧雨魔理沙は普段どおりの日常を過ごしていたが、突然外の世界の見知らぬ場所へ飛ばされ、幻想郷に憧れる宇佐見菫子に遭遇。彼女と共に幻想郷へ戻ったところ、外の世界の人間の存在によって幻想郷がバランスを崩し、外の世界と一緒に消滅してしまう危険があると知る。幻想郷と外の世界を脅かす原因を調査し、日常を取り戻す戦いが繰り広げられる。


本作の戦いは、見下ろし視点などでアクションRPGとして展開される。敵の攻撃をジャンプやガードなどで防ぎつつ、クールダウン付きのスキルやスペルカードなどで攻撃。戦闘関連の要素としては、スキルを使い続けるとスキルレベルが上昇する仕組みや、装備/強化アイテムによる強化システムも導入されている。なお本作はSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で149件中76%の好評となっている。


DLC「夢幻輪廻のイレギュラー」では、新主人公・宇佐見菫子の視点からゲーム本編とは異なるオリジナルストーリーが展開される。宇佐見菫子は霊夢との出会いをきっかけに、ついに念願の幻想郷へ足を踏み入れる。しかしそこで何かに遭遇。突如現れた悪霊・魅魔に対抗するため、幻想郷の住人たちを仲間しながら、幻想郷の未来をかけたもう一つの戦いが繰り広げられていく。要素としては、新しい敵やボスキャラクターも登場。廃電車の屋上や河童の旧工場といった新ステージや、一部新エリアが追加されるステージも存在している。

またDLCでは、新たに8名のプレイアブルキャラクターが用意されている。宇佐見菫子以外に、古明地こいし/鈴仙・優曇華院・イナバ/魂魄妖夢/レミリア・スカーレット/フランドール・スカーレット/十六夜咲夜/ゆっくりれいむが登場。操作可能キャラクターはDLCシナリオの進行状況によって解放されていき、湖畔の洋館で話しかけると操作キャラクターの変更ができる。あんかけスパのX(旧Twitter)アカウントによると、追加キャラクターたちはDLCを購入すると、本編でも使用できるそうだ。


そのほか本作では、DLCの配信にあわせてアップデートが実施。難易度設定がストーリー開始時およびポーズメニューから変更可能となり、アイテムドロップ時の性能分布のバラつきが改善されたそうだ。


東方シンセカイ』は通常価格税込5478円で、PS4/PS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売中。DLC「夢幻輪廻のイレギュラー」は、税込1100円となっている。また本作では各プラットフォーム向けに、40%から50%オフのセールが実施中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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