デッキ構築ローグライトRTS『Tactics Greed』Steam向けに7月25日発売へ。ボクセル兵士たちを編成し強化しながら進む、簡単操作で遊びやすい戦い
開発者のブラウザランド氏は7月10日、『Tactics Greed』を7月25日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また本作は、Nintendo Switch向けにも発売予定とされている。
『Tactics Greed』は、ユニットや魔法などを選んで編成を強化しながらダンジョンを進んでいく、デッキ構築型カジュアルアクションRTSである。本作でプレイヤーは、指揮官ユニットであるコマンダーとなり、味方を率いて小規模な集団戦を繰り広げていく。戦闘が始まると、アーチャーやナイトといった味方ユニットは自動的に敵へと攻撃してくれる。プレイヤーはコマンダーを操作して、移動によって敵との立ち位置を調整しながら、オートアタックによる遠距離攻撃やクールタイム付きの魔法によって戦闘へ参加。味方と共に戦い、敵集団を倒すことが目的となる。本作ではプレイヤー自身も戦闘に参加する、ちょっとしたアクション要素を含む集団同士の戦いが展開される。
またダンジョンでは特定の敵を倒した際などに、戦利品としてカードが獲得できる。カードの種類としては、コマンダーの使用する攻撃や回復魔法や、特定のユニットを対象とした強化などが登場。ユニットも入手可能となっており、ソードマンやアーチャーといったクラスのユニット、バリスタなどそれぞれ特殊な性質をもつ大型ユニットを選ぶと、編成へ加わりすぐに戦闘へ参加してくれる。本作ではカードの選択によって編成を強化し、自身もユニットとして参加する戦闘を勝ち抜いていくわけだ。
ゲームモードとしては編成を強化しながら進むダンジョン以外に、非同期通信によって戦えるアリーナが存在。2人協力・対戦プレイにも対応しており、画面分割によって誰かと一緒に遊べるようだ。戦闘中のユニットの指揮はなく、アクション要素も限られているため、誰でも遊びやすい点も特徴だろう。
本作は、ブラウザランド氏が開発している。公式サイトによると、過去作としては攻城兵器クラフトゲーム『ブラウザクラフト』、リアルタイムタクティクス『ブラウザタクティクス』を公開。Unity Asset Storeでは、ボクセル風3Dキャラクター集などの販売もおこなってきた。
本作『Tactics Greed』は、同氏のX(旧Twitter)アカウントを見る限りでは、2022年ごろより本格的な開発がスタート。イベントへの参加や体験版の公開を経て、制作が進められてきた。なお資料によると、同氏には小学生と幼稚園の子供がおり、子供たちと一緒に遊べるストラテジーゲームを目指してきたという。彼らが『スプラトゥーン』や『スマブラ』を遊んでいる姿を見て、ストラテジーゲームもカジュアル層向けに作って遊べるのではないかと制作がスタート。子供たちでも遊べるように、簡単な操作や短時間でもプレイ可能な仕組み、可愛らしいキャラクターなどを導入。大人向けに新しい組み合わせのゲームプレイも用意されており、幅広いプレイヤーに向けた内容へ仕上げられているようだ。
『Tactics Greed』は、PC(Steam)向けに7月25日配信予定。Steamのストアページでは、体験版がダウンロード可能となっている。また本作は、京都にて一般向けには7月20日および21日に開催予定の「BitSummitDrift」へ出展予定。会場では製品版が先行プレイできるそうだ。