デッキ構築型街づくりシム『Dawnmaker』8月1日配信へ。カードと建物のシナジーを活かし死の大陸を開発、どんどん強まる有毒スモッグから生きのびる


デベロッパーのArpentor Studioは7月5日、『Dawnmaker』を7月31日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)。Steamストアページの表記によると、日本での配信は時差の関係で8月1日になるようだ。価格は9.99ドルとなる予定とのことで、Steamでの日本向けの販売価格は1200円程度になると思われる。

『Dawnmaker』はデッキ構築型の街づくりシミュレーションゲームだ。舞台となる大陸Heksigaはかつて繁栄していたが、現在は黒い有毒のスモッグで覆われてしまっている。プレイヤーは飛行船で同大陸を訪れ、魔法の光でスモッグを打ち払いながら、死の大陸をふたたび発展させていくことになる。


ゲームプレイはターン制で進行。さまざまなカードを使ってリソースを集めつつ、飛行船の基地を中心としたマップに施設を建てていくことになる。始めは基地に隣接するタイルにしか施設を建てることができないが、基地をアップグレードするとマップが拡大。基地を一定の段階までアップグレードして、マップに存在する壊れた灯台をすべて修理すればクリアとなり、次のステージに進むことができる。

一方、有毒のスモッグに満ちた大陸で生きていくためには、Luminoilと呼ばれる光の力の源が常に必要となる。Luminoilは毎ターン消費され、必要量は徐々に増えていく。Luminoilが尽きるとゲームオーバーとなるため、なんらかの手段でLuminoilを確保しつつ、消費量が増えすぎてしまう前にステージをクリアすることを目指す。

ステージをクリアすると資金が手に入り、新たなカードや施設を購入したり、ゲームスタート時のリソースを増やしたりと強化することが可能。カードや施設はさまざまな種類が存在しており、たとえば同じ種類の建物が多いほど効果が増すカードや、高い生産量をもつかわりにデメリット効果のあるカードを排出する施設などが存在。不要なカードを捨てられる施設や、資源を変換するカードなども存在するため、全体のシナジーを考えつつデッキを構築していくことになる。


本作を手がけるArpentor Studioはフランス・リヨンに拠点を置くゲームスタジオだ。Adrian Gaudebert氏とAlexis Caroff氏の2名でゲーム開発をおこなっているという。両氏はストラテジーゲームのファンであるそうで、過去にはほかのゲーム開発者らと共同で、自然再生シム『Phytomancer』を制作している。スタジオとしてSteam向けにゲームを販売するのは本作が初めてとなるそうだ。

『Dawnmaker』はPC(Steam/itch.io)向けに、8月1日に配信予定だ。