「Steamサマーセール 2024」で“90%オフ”の超お得な人気作にプレイヤー殺到。『Celeste』や『Tom Clancy’s Ghost Recon』シリーズなどがピーク時に迫る勢いに


Valveは6月28日、Steamにて「Steamサマーセール」を開始した。開催期間は、日本時間で2024年7月12日午前2時まで。本セールでは注目の大幅割引として、特に高い割引率となっているゲームが特集されている。紹介されている作品の大半は90%オフかそれ以上の割引となっており、お得感から注目されるなかで、実際に同時接続プレイヤー数も急増しているようだ。

特集ページには「往年の名作が特にお買い得」とあり、対象となっているのは過去の人気作が中心だ。大半は90%オフで、なかには95%オフになっているものも存在する。そうしたお得なセールを受けて、特集作品らは同時接続プレイヤー数がのきなみ増加。なかには過去のピーク時の数字に迫り、あるいは記録を更新するほど同時接続プレイヤー数を増やしているものも見られる。

『Castle Crashers』

たとえば『Castle Crashers』は、本セールで多くのプレイヤーを集めているタイトルのひとつだ。同作は2012年9月にSteamでリリースされた、最大4人までの協力プレイに対応している2Dベルトスクロールアクションゲームだ。さまざまなキャラや武器を使い、押し寄せる敵を倒しながらステージを進む。同作は本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューでは、約8万4000件中96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。高い評価を得ている人気作である。

そんな『Castle Crashers』も、10年以上前にリリースされた作品ということもあり、直近の同時接続プレイヤー数は500人程度と落ち着いた数字になっていた(SteamDB)。ところが今回サマーセールが始まると、同時接続プレイヤー数が大幅に増加。直近のピークで1万467人を記録しており、2015年以来となる1万人超えを達成している。

今回のセールでは同作は、90%オフの税込148円となっている。これまでの最安値だった税込296円から、さらに半額になっているかたちだ。最低価格を更新し、さらにSteamの特集ページで取り上げられたことで、同時接続プレイヤー数を大きく伸ばしたのだろう。これまでもセール時に一時的に同時接続プレイヤー数を増やすことはあったものの、今回のセールはほぼ10年前のピーク時に迫る、かなりの賑わいになっている。

『Tom Clancy’s Ghost Recon Breakpoint』


またほかにも、たとえば『Tom Clancy’s Ghost Recon Breakpoint』も同時接続プレイヤー数が急増。同作は2019年に発売されたオープンワールドTPSで、Steam向けには2023年1月に配信開始されている。そんな同作の同時接続プレイヤー数は、直近のピークで約1万2600人を記録(SteamDB)。Steamでの配信直後に残したこれまでの最高記録を更新しており、多くのユーザーが今回のセールで入手したことが伺える。

同作は定価が税込9240円のところ、現在90%オフの税込924円となっている。いわゆるフルプライスの作品としてしっかりした価格の値付けになっているだけに、90%オフのお得感も大きいと言えるだろう。またシリーズ前作にあたる『Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands』も同じく90%オフの税込660円となっており、こちらも多くのプレイヤーを集めていることがうかがえる(SteamDB)。

そのほかにも、『The Witcher 3: Wild Hunt』や『Celeste』、『Middle-earth: Shadow of War』や『Euro Truck Simulator 2』など、人気作らが90%を超えるセール中として特集され、同時接続プレイヤー数を伸ばしている。いずれもこれまでのSteamにおける最安値を更新しており、定価の10分の1以下で買えるというお得感から、財布のヒモがゆるんだ人も多いのだろう。本稿で紹介したほかにも、多くのタイトルが大幅割引となっている。興味のある方は特集ページを確認して、対象作品をチェックしてみるとよいだろう。

「Steamサマーセール」は、日本時間の2024年7月12日午前2時まで実施予定だ。