PS5『ステラーブレイド』売上100万本突破。発売から約2か月で大台達成、キム・ヒョンテ氏率いるShift Upのコンソール向けデビュー作にして大ヒット


Shift Upは6月25日、IPO(新規株式公開)にともなう記者会見で、『ステラーブレイド(Stellar Blade)』について、累計販売本数が推定100万本を突破したと発表した。海外メディアGameMecaなどが報じている。

『ステラーブレイド』は、侵略者から地球を取り戻すために戦うアクション・アドベンチャーゲームだ。本作の地球では、ネイティブと呼ばれる敵が突如出現。コロニーから降り立った兵士イヴは、地球に取り残された生存者アダムや、かつて地球に派遣された空挺部隊の隊員であるリリーと協力し、ネイティブに立ち向かう。

本作を手がけるのはShift Up。同社は『勝利の女神:NIKKE』『デスティニーチャイルド』といったスマートフォン向けタイトルを手がけている韓国のゲーム開発会社だ。『ステラーブレイド』はそんな同社の、コンソール向けゲームのデビュー作となる。


本作は4月26日のリリース後さっそく高評価を集めた。本稿執筆時点のレビュー集積サイトMetacriticにおいても、ユーザースコアが10点満点中9.2、メタスコアも100点満点中81点と高い評価を得ている。

そして今回、本作の売上が100万本を突破したことが明らかとなった。本作はPS5における4月のゲームソフト売上本数では、日本や米国で1位を達成。そのほかAmazonでは日本やドイツ、ブラジルなどでもトップセールスを記録していた。PS5独占タイトルながら、グローバルな人気を獲得していたことが高い売上に繋がったのだろう。なおShift Upによれば、本作の売上高は4月分で63億ウォン(約7億2300万円)、5月分は157億ウォン(約18億円)に上るようだ。この金額は、パブリッシャーであるソニー・インタラクティブエンタテインメントよりShift Up向けに精算された金額とのこと。

なお同社は、今回の上場によって獲得する見込みの資金について、『勝利の女神:NIKKE』『ステラーブレイド』といった既存のIP拡大や強化に費やすとした。加えてPC/コンソール/モバイルに向けた新作である『プロジェクトウィッチーズ(프로젝트 위치스)』の開発などにも投入する予定だという。こちらの新作についても、今後の発表に注目したいところだ。

『ステラーブレイド』はPS5向けに発売中だ。

【UPDATE 2024/6/26 10:32】
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