非対称“乱戦”サバイバルホラー『Level Zero: Extraction』8月7日早期アクセス配信へ。脱出を目指す傭兵とそれを阻むエイリアンの戦い、複数チーム入り乱れるFPS
パブリッシャーのtinyBuildは6月21日、『Level Zero: Extraction』の早期アクセス配信を8月6日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本では時差の関係で8月7日配信となるようだ。またゲーム内は日本語表示に対応予定。
『Level Zero: Extraction』は非対称対戦型の脱出系サバイバルホラーFPSだ。舞台となるのはとある研究施設。危険なエイリアンがはびこる施設内では、残された研究データや物資を巡って、傭兵たちが戦いを繰り広げている。プレイヤーは傭兵となってアイテムを収集し無事に帰還するか、あるいはエイリアンとなって傭兵を全滅させることを目指す。
ゲームプレイでは、傭兵側とエイリアン側に分かれて対戦をおこなう。傭兵は最大3人で1チームを構成。AI操作の敵やほかのプレイヤー操るエイリアンなどと戦い、施設内に存在する戦利品を集めて脱出ポイントを目指す。また傭兵側は複数チームが同時に参加するが、ほかのチームは味方というわけではなく、傭兵同士で戦いになることもある。本作はPvPvPvEと標榜されており、複数のチームが入り乱れる複雑な戦況が展開される。
傭兵側の装備としてはカスタム可能な銃器のほかに、斧やバットなどの近接武器も存在。またエイリアンは光を弱点としているため、発煙筒や懐中電灯といったツールも用意されている。さらに傭兵は施設内にあるクラフトステーションを使って、ゲーム中に弾薬やアイテムを作成することが可能である。物資を回収しつつクラフトなどもおこなって、アイテムを駆使して生還を目指すことになる。
一方のエイリアン側は、ふたりのプレイヤーが協同してプレイ。NPC操作のミュータントなどと連携して、傭兵たちを襲撃していくことになる。エイリアンはさまざまなアビリティを使用できる強力な存在で、透明化したり壁越しに傭兵の位置をスキャンしたり、あるいは通気口を通って移動したりすることが可能。一方で光が弱点であるため、電球の下など明るいところは危険な場所となる。暗闇に紛れつつ、傭兵同士が争っているときなどに奇襲をおこなって、人間たちを抹殺するのだ。
本作は早期アクセスとして配信される予定。早期アクセス配信開始時点ではマップは一つが存在し、基本的な種類の銃器などが用意される。配信開始後は新マップや武器などを追加するほかエンドゲームコンテンツを導入し、バランス調整や最適化などを進めていく予定とのこと。Steamストアページでは日本語のロードマップが公開されているため、興味のある方は確認しておくとよいだろう。
本作を手がけるDogHowl Gamesはウクライナに拠点を置くゲームスタジオだ。2022年に設立され、本作がスタジオにとって初めての作品となるという。そんな本作はリリース前から注目を集めており、Steamの本作公式ニュースによると、6月10日から20日までおこなわれていたオープンベータテストでは30万人以上が本作をプレイ。同時接続プレイヤー数は最大で4915人を記録したという。ホラー色強めな雰囲気や複数チームが入り乱れる乱戦が持ち味とされて、プレイヤーから一定の評価を獲得したようだ。すでに注目を集めている本作の、早期アクセス開始後の展開も期待されるところである。
『Level Zero: Extraction』はPC(Steam)向けに、8月7日に早期アクセス配信開始予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応予定。また本作は後日PlayStation/Xbox向けにもリリースされる予定だ。