サイバーパンク汚染脳浄化アクション『Eden Genesis』8月6日配信へ。脳を蝕まれたサイボーグの精神世界で繰り広げられるシリアスな旅路


デベロッパーのAeternum Game Studiosは6月19日、『Eden Genesis』を8月6日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One。またNintendo Switch向けにも9月中に配信予定。

『Eden Genesis』は2Dアクションゲームだ。舞台となるのは、企業が社会を支配するサイバーパンク世界。ハイテク企業たちは人体に機械を埋め込み心身の機能を向上させるサイボーグ技術を生み出したが、その技術は脳を蝕みやがて死に至る病「SND」を引き起こすという、深刻な副作用があった。プレイヤーはSNDを発症している若いサイボーグ女性、Leahとなり、実験的な治療法の被検体として精神世界にダイブ。Leahの脳内に巣くうSNDを排除していくことになる。


ゲームプレイでは、Leahの心象世界となる近未来都市Edenを探索しつつ、街の各所に用意されたトライアルステージをクリアしていくことになる。Leahは空中ダッシュや壁走りといったアクションが可能であり、また空中で敵を攻撃すると空中ジャンプできる回数が増えるなどのテクニックも存在。また装備としてパルスブレードとデバッガーと呼ばれるビーム銃を所持しており、そうした武器と、さまざまなテクニックを駆使して、できるだけ早くステージのクリアを目指すことになる。

トライアルステージは、戦闘がメインとなるものや敵がいないコースを駆け抜けるものなど、複数の種類が存在する。規定数のトライアルをクリアすると、マップの新たな地区にアクセスできるようになり、ストーリーを進めたり新たなトライアルに挑戦したりすることが可能となる。また街中には、インタラクトできるオブジェクトなども存在。Leahがオブジェについてコメントしたり、端末をハッキングして情報を得たりと、世界観の理解を深められる要素が用意されている。

また開発元の説明によると、本作には深い物語が用意されるとのこと。科学技術の限界や、人間を人間たらしめているものなど、サイボーグ技術にまつわる哲学的なストーリーが展開されるそうだ。現実と記憶、生身と機械が入り混じるLeahの脳内世界で、なんらかの実存的な問いに向き合うことになるのだろう。現実に疑問を抱かせ、未来について不安を抱かせるようなストーリーとなるという。

 


本作を手がけるAeternum Game Studiosはスペインに拠点を置くゲームスタジオだ。過去にはメトロイドヴァニア『Aeterna Noctis』やローグライトアクション『Summum Aeterna』を制作している。これまでファンタジー風の2Dアクションゲームを手がけてきている同スタジオより、新たにサイバーパンク世界を題材とする本作が打ち出されるかたちである。

『Eden Genesis』はPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、8月6日配信予定だ。またNintendo Switch向けにも9月に配信予定。