「ひとり落ちればみんな落ちる」アクション『Chained Together』Steam好調スタート。鎖で繋がれみんなで登頂、失敗も苦しみもみんなで共有


Anegar Gamesは6月20日、『Chained Together』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はリリース後さっそく多くのプレイヤーが集まり、盛況となっている。

『Chained Together』はギミック溢れるステージを上へと登っていく3Dアクションゲームだ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応する。プレイ開始時点ではプレイヤーは地獄の底にいる。その灼熱の暑さから逃れるため、ステージを上へ上へとできるだけ高くまで登っていく。ステージは岩山や樹木、あるいは近代的な建築物など複数の環境が空に浮かぶかたちで構成されており、それぞれの環境によって異なる種類の困難が待ち受けている。


そして本作での特徴的なシステムは最大5人でのマルチプレイにある。というのも、各プレイヤーは2〜3mほどの長さの鎖で互いに繋がれており、常に一緒に行動することが求められるのだ。複雑なステージが続くなかでは、全員の呼吸を合わせて慎重に進むことが重要になるだろう。勝手な行動や、ディスコミュニケーションによる動きの乱れが起きれば、たちまちメンバーを道連れとして落ちてしまうだろう。

とはいえ、鎖を活かした協力プレイも可能。誰かが足を踏み外しても鎖をたどれば復帰ができる。ほかにも狭い足場などにひとりが掴まり、ほかのメンバーは鎖を通じてぶら下がって移動するといったこともできる。


そんな本作はリリース後さっそく多くのプレイヤーが集まっているようだ。SteamDBによれば、リリース後から同時接続プレイヤー数は増加を続け、ピーク時では1万9950人を記録。本稿執筆時点においても1万4000人以上が本作をプレイしており、人気を博していることがうかがえる。Steamユーザーレビューもすでに580件以上を集めており、そのうち92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。フレンドとの意思疎通を含めた緊張感のあるゲームプレイや、一方でパーティーゲームのように賑やかに遊べるといった点も高い評価を集めているようだ。

足場を登っていく3Dアクションゲームとしては、2023年5月から販売されていた『Only Up!』を皮切りに、数々のフォロワー作品が登場している。本作もそうした流れを汲む作品といえるが、本作では鎖でつながれた一蓮托生のマルチプレイというユニークなシステムを導入することにより、本作ならではの魅力を生み出しているようだ。

『Chained Together』はPC(Steam)向けに販売中。なおリリースを記念して、6月27日まで定価580円のところ、10%オフの522円にて購入可能となっている(いずれも税込)。