SFステルスアクション『EVOTINCTION』9月13日発売へ。暴走AIに支配された研究施設に“ただの研究者”がハッキング技術を駆使し潜入


デベロッパーのSpikewave GamesおよびパブリッシャーのAstrolabe Gamesは6月19日、『EVOTINCTION』を9月13日に発売すると発表した。プラットフォームはPC(Steam)/PS5/PS4。本作は日本語表示に対応予定。

EVOTINCTIONはSFステルスアクションだ。舞台はAIによって制御された研究施設兼居住区の「HERE」。ある日HEREのネットワークは出所不明のウイルス、通称“RED”に感染し、施設全体を制御していたAIが暴走。サービスロボットは人に危害をくわえ、研究者たちの生命維持システムも危機に瀕している。主人公はHEREの研究開発部のリーダーで、システムの設計者でもある劉博士。彼は相棒のロボットOZと共に壊滅してしまった研究施設におもむき、生存者を探しつつウイルス感染の原因を探る。

施設内には、ジーニーと呼ばれるサービスロボットが多く配置されている。ジーニーは決まったルートで巡回し、敵を見つけると攻撃をしかけてくる。また、施設の奥にはコアシステムを守るために作られた、特別設計のキラーロボットもいるのだという。劉博士は特別な戦闘訓練を受けておらず、ロボットたちとの真っ向勝負は不利だ。


一方で、彼はこの施設のシステムに精通している技術者でもある。そのため、劉博士はAIのハッキングを通して、破壊や制御を行うことで進む道を切り開くことが可能だ。Steamストアページによれば「離れた場所からの信号かく乱、電波や電磁気のジャミング、ホログラムイリュージョン、マルウェア移植、システム奪取、敵味方識別装置の書き換え」といった多彩なハッキング手段があるとのこと。トレイラーでは視界ジャックやシャットダウン、巡回ルートの変更やウォールハックといったアクションや、テーザ―銃のようなものでドローンを撃ち落とす場面も確認できる。

 


本作を手がけるのは、中国の杭州に拠点を置くSpikewave Games(余烬科技)。ゲーム開発経験のある4人のスタッフによって、本作の制作のために創設されたチームだ。本作はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のChina Hero Projectに選ばれた作品。China Hero Projectは、中国を拠点としたゲーム開発者を支援するインキュベーションプロジェクト。過去に同プロジェクトのサポートを経てリリースされた作品としては『フィスト紅蓮城の闇』、『ANNO: Mutationem』、『ハードコア・メカ』などが存在する。

『EVOTINCTION』はPC(Steam)/PS5/PS4向けに9月13日発売予定。