ドット絵2Dアクション『Steel Sword Story』Steam版、大型アプデで“ソウルライト”に進化。新難易度など実装で遊びやすさ確保、マップボリューム2倍化で新要素もいろいろ
弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは6月11日、『Steel Sword Story』Steam版にて大型アップデートを配信した。アップデートにあわせて、タイトルが『Steel Sword Story S』へと変更。マップが2倍になるなど、ゲーム内容が大きな進化を遂げているようだ。
『Steel Sword Story』は、8bits fanaticsが開発し2019年にリリースされた、2Dダークファンタジーアクションゲームである。同作の舞台となるアウルム王国は、奸臣ルフスの裏切りにより滅びようとしていた。主人公の剣士アズルは、かつて近衛騎士として期待されながらも、理不尽な罪によって国を追われた男だ。同作ではすべてを奪われた剣士アズルが、唯一残された鉄の剣を手に故国の危機へ立ち向かう。
ゲームプレイでは、剣と魔法を駆使して敵と戦いを繰り広げていく。同作では、敵を倒してジェムを集めると、強化アイテムが獲得可能。アイテムの中には、2段ジャンプが可能になるなど、特別な物も存在している。剣士アズルを強化することで、ボスとの戦いや仕掛けのあるステージを攻略するのだ。そのほか同作では、繊細なドット絵によって、影のある世界が表現されている。グラフィックも含めた、どこか懐かしいゲームプレイも特徴だろう。2022年3月には『Steel Sword Story S(ツクールシリーズ Steel Sword Story S)』として、Nintendo Switch向けに追加要素を加えたバージョンがリリースされていた。
今回のSteam版『Steel Sword Story』のアップデートでは、コンテンツの追加や調整などにあわせてタイトルが『Steel Sword Story S 』へと変更された。具体的なアップデート内容としては、新しいエリアが追加されており、マップのボリュームが約2倍に増加。強力な必殺技である「天破斬」や「地裂斬」など、攻撃方法も追加されている。ストアページによると、アクション面の強化により、空中回避でマップを飛び回る爽快感が味わえるそうだ。そのほか新ボス/雑魚敵/アイテム各種なども追加。最終ステージでの回想を中心としたドラマパートの追加によって、物語の真実も描かれている。
また今回のSteam版は、Nintendo Switch向けの『Steel Sword Story S』をベースとしつつさらなる調整を加えた新バージョンとなっている。新しい難易度として、物語を楽しみたい人向けのストーリーモードが追加。多数のバランス調整もおこなわれており、さらに手応えのあるゲームプレイも可能になったそうだ。なおアップデートにあわせて価格も変更。『Steel Sword Story』は通常価格500円となっていたが、980円へと改められている。
本作は、国内の個人ゲーム開発者ヲサ田サム氏による8bits fanaticsが手がけている。過去作としては、『The TEMPURA of the DEAD』や『キノコ&ギャル』、『Aban Hawkins&the 1000 SPIKES』などをリリースしている。
プレスリリースによると、同氏は本作『Steel Sword Story S』をソウルライクとまではいかないものの、そうした要素と遊びやすさを追求したソウルライトアクションゲームと表現している。高難易度のGamerも含め、3段階の難易度が存在。Nintendo Switch版を遊んだプレイヤーも、改めて楽しめる内容になっているそうだ。なおSteam版では起動時の選択により、オリジナルの『Steel Sword Story』も引き続きプレイ可能となっている。
『Steel Sword Story S』Steam版は、通常価格税込980円で配信中だ。