クトゥルフ神話ADV『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』2024年夏リリースへ。瀬戸内海の島で邪神復活を阻止する、TRPG風の島調査
Gotcha Gotcha Gamesは6月11日、『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』を2024年夏にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch/PC(Steam/DLsite)/iOS/Android。発表にあわせて、Steamでは体験版が期間限定で配信されている。
『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』は、瀬戸内海の島で空海伝説や邪神崇拝の謎を追っていく、クトゥルフ神話をモチーフとしたダイスロールADVである。本作の舞台は、瀬戸内海のとある島だ。同島には都市伝説があり、「八十八ヶ所巡礼」をおこなうと空海が現れて願いを叶えてくれるのだという。
本作では島を訪れた主人公が、思わぬかたちで呪いを受けてしまう。呪いにより命の危機に晒された主人公は、島を調査して空海伝説と邪神崇拝の謎を追跡。邪神の復活を阻止して、呪いを解こうとする。キャラクターとしては、主人公の友人であるハツミとレイジや、島に住むホタルやユキツネなどが登場。瀬戸内海の島での調査や恐怖が描かれていく。
呪いや邪神崇拝にまつわる物語は、能力値やダイスロールを用いたTPRG風のシステムで展開される。本作では、マップを使って島の探索が表現されている。ただし主人公は、呪いの作用によって移動のたびに空腹になっていく。空腹度が半分以下になるとダイスロールの成功率が減少。空腹になりすぎると飢餓の発作が起こり、判断力にも影響を及ぼすようだ。マップ上には、空腹度を回復できるスポットも存在されている。主人公が空腹になりすぎないよう、計画的に探索を進めるのだろう。
また本作では、重要な場面における選択肢の成否がダイスロールによって決定される。成功率は、主人公や仲間の能力値次第。制限時間が設けられたシーンや、正気度などによってストーリーが分岐する要素も用意されている。本作ではダイスロールや能力値など、TRPG風の仕組みによってゲームが進行していくのだ。そのほか本作では、主人公の能力値を質問に答えて決定。PC版では、主人公の立ち絵差し替えも可能であるそうだ。
Steamにて6月11日に公開された体験版では、いくつかの質問に応えるキャラクターメイクや、島を訪れる過程などがプレイ可能。本作の呪いにまつわる物語が一足早く体験できるという。体験版の配信期間は、日本時間で6月18日2時まで。Steamのストアページ上からダウンロード可能となっている。配信期間が延長される場合などには、公式X(旧Twitter)アカウントにて告知がおこなわれるそうだ。
本作は、Gotcha Gotcha Gamesより2022年に発売された『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』の関連作となっている。前作はSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で53件中75%の好評を得てステータス「やや好評」を獲得していた。
本作『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』では、前作から引き続きイラストレーターのTAKOLEGS氏がキャラクターデザインを務めている。また本作ではメインキャラクターにボイスが用意されている。天沙環ハツミ役を峯田茉優さん、嘉河 レイジ役を石谷春貴さん、南津凪ホタル役を田中有紀さん、沙衛木ユキツネ役を広瀬裕也さん、南津凪ケイユウ役を木内秀信さんが担当。前作よりも対応プラットフォームを広げ、ボイスにも対応した新作となるわけだ。
『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』は、PS4/PS5/Nintendo Switch/PC(Steam/DLsite)/iOS/Android向けに2024年夏リリース予定。Steamでは6月18日2時までの期間限定で体験版が公開中だ。