魔法の浮島ホテル復興マネジメントゲーム『Hotel Galactic』正式発表。「千と千尋の神隠し」風の世界で描かれる、ゲストやスタッフとの絆
Ancient Forgeは6月10日、『Hotel Galactic』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページによると日本語字幕および音声に対応予定。発表にあわせて、Steamのストアページなどが公開されている。
『Hotel Galactic』は、スタッフと家族のような絆を築きながら夢の観光地を作り上げる、マネジメントゲームである。本作の舞台は、広大な宇宙を漂う魔法の浮島。同島には、祖父のグスタフが構想した、銀河のホテルがあった。
本作ではプレイヤーが荒れた銀河のホテルを復興させ、賑やかな観光地へと変える。ホテルの部屋を改装し、家具をゲストの好みにあわせてカスタマイズ。個性的なエイリアンたちをスタッフとして雇い、島を運営していく。観光地のマネジメントによってホテルを復興させ、銀河で一番美しい夢のリゾートを目指すのだ。幽霊のガイドである祖父グスタフを含めて、個性的なキャラクターたちも登場。ホテルを運営する中では、ゲストたちの物語も展開されるようだ。
ホテルの復興に向けて、プレイヤーはホテルのデザインからスタッフの管理、クラフトまで幅広く携わるようだ。ホテルの改装は、ビルディング機能を使って進めていく。本作では、プレイヤーがホテルのすべてをデザインできるという。デザインとしては部屋のレイアウトや小さな装飾品まで選択可能。細部にまでこだわったホテルが作り上げられるようだ。
またプレイヤーはエイリアンたちをスタッフとして雇い、ホテルを運営していく。スタッフにはアクションの優先順位が設定できる。ホテルのレイアウトも含めて、スタッフたちを効率よく働かせることも重要になるようだ。要素としては、浮島での資源収集やクラフト、研究といったシステムが存在。新しいスタッフには世代を超えて知識やスキルが継承され、一体感が育まれるという。魔法の浮島でのホテルの復興と運営は、多角的に描かれていくわけだ。
本作を手がけているAncient Forgeは、ポーランドのインディーゲーム開発会社だ。過去作としては、タクティカルRPG『Glorious Companions』や大家になって不動産帝国を築く『The Tenants』をリリース。『The Tenants』ではSteamのユーザーレビュー5879件中81%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得していた。
本作は、スタジオジブリのアニメ映画「千と千尋の神隠し」にインスパイアされているという。高評価マネジメントゲームを手がけた開発スタジオが、ジブリ風の懐かしさあふれる世界や、スタッフやゲストとの絆を描くそうだ。
『Hotel Galactic』は、PC(Steam)向けに開発中。Kickstarterでのクラウドファンディングキャンペーンも実施予定となっている。