オープンワールド雪かきシム『Snow Plowing Simulator』6月19日早期アクセス配信開始へ。シャベル一本からビジネスを拡大、除雪車も使えるリアルな除雪体験シム


パブリッシャーのPlayWayとデベロッパーのFreeMindは5月31日、『Snow Plowing Simulator』の早期アクセス配信を、6月19日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Snow Plowing Simulator』はオープンワールド・除雪シミュレーションゲームだ。舞台となるのは、小さな山間部の町。プレイヤーはシャベルや除雪車を活用して雪をかき、お金を稼いでいく。

ゲームプレイでは、シャベル1本から雪かきビジネスを始めることになるようだ。働いてお金を貯めれば、スノーダンプや除雪車といった機材が購入できるという。本作の雪はリアルタイムでシミュレートされており、状態で滑りやすさなどが変わってくるという。除雪道具はそれぞれ強みと弱みがあるため、雪の状況に応じて使い分けるとよいそうだ。

マップはオープンワールドとなっており、町や郊外を探索することも可能。昼夜や天気の変化といった要素も用意され、変わりやすい山の天気は晴れから数分で吹雪になることもあるという。探索の前には天気予報をチェックし、適切な服を着込んでいく必要があるそうだ。なお本作のゲームモードはリニアレベリング・オープンワールド・RPGの3つが存在するという。それぞれのモードの詳細は不明だが、ひたすら雪をかくモードや自由探索要素のあるモードなどが用意されるのだろう。

また本作にはストーリー要素も存在。町には何らかの秘密が隠されているといい、注意深く好奇心旺盛なプレイヤーは秘密を解き明かすことができるという。公開されているトレイラー映像などではイエティのような生物が登場し、またプレイヤーが山中で足跡を追ったりしているシーンなどが存在している。雪山で未確認生物を探すストーリーなどが用意されるのかもしれない。


本作は、プロローグ版にあたる『Snow Plowing Simulator – First Snow』がSteamにて、2024年1月23日より無料公開されている。同作はユーザーレビューでは本稿執筆時点で、139件中55%が好評とする「賛否両論」ステータスとなっている。ゲームコンセプトなどは評価されつつも、バグの多さや最適化不足などを課題とする意見が多く寄せられた。

そんな本作は、早期アクセスとして配信される予定。プロローグ版から多くのバグが解消され最適化も進められているが、まだ小さなバグが残っている可能性はあり、最適化についての問題も残っている状態とのこと。早期アクセス開始時点より、ゲームの主要な要素はすべて用意されるという。配信開始後は早期アクセス期間を通じて、新たなクエストなど新要素を追加していくと同時に、最適化を進めていく予定とのこと。早期アクセス期間は1年ほどを予定しており、正式リリース時には価格を少し上昇させる予定とのことだ。

本作を手がけるFreeMindはポーランド・クラクフを拠点とするゲームスタジオだ。過去には水族館運営シム『Aquarist』や農場シム『Farmer’s Life』などを制作している。シミュレーター系ゲームを多数手がけている同スタジオより、雪かきをテーマとした本作が新たに打ち出されるかたちである。

『Snow Plowing Simulator』はPC(Steam)向けに、6月19日に早期アクセス配信開始予定だ。