ゲームブック風RPG『いのちのつかいかた』明日の大型アプデで「ミーシャ同行ルート」に終章追加へ。力か命か、旅を経て選んだ2つの結末がついに描かれる

PLAYISMは5月22日、ゲームブック風RPG『いのちのつかいかた』のアップデートを5月23日17時に配信すると発表した。ミーシャ同行ルートに終章が追加される。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは5月22日、『いのちのつかいかた』のアップデートを5月23日17時に配信すると発表した。同アップデートでは、ミーシャ同行ルートに終章が追加。主人公の2つの結末がゲーム内へ登場するそうだ。

『いのちのつかいかた』は、呪いの力を得た主人公が旅を通していのちのつかいかたを決める、ゲームブック風マルチエンディングRPGである。本作の主人公ゴーシュは、兎人の青年だ。ある日ゴーシュは父の跡を継ぎ、新たな一族の長となるはずだった。しかし突如巨大な竜が襲来し、平穏な村は火に飲まれる。兎人たちが殺される中、死の淵にあるゴーシュには何かが取り憑く。ゴーシュが目を覚ますと、兎人らしからぬ強い力を身に着けていた。牢の中で兎人の技師ミーシャと出会ったゴーシュは、彼女と共に山賊のアジトから脱出。竜への復讐、あるいは生への執着か、力を得た青年は旅を通して自身の命の使い方を決めることとなる。


ゴーシュの戦いと旅は、ゲームブック風のナレーションやイベントと共に展開される。本作でプレイヤーはマップ上を探索して、旅を進めていく。マップ上のイベントでは、内容に応じた選択肢が提示。時にダイスロールも交えて、TRPGやゲームブック風にゴーシュの旅が繰り広げられる。

また戦闘発生時には、QTEを交えたターン制のバトルが展開。タイミングよくボタンを操作することでダメージを軽減する、緊張感のあるバトルが待ち受けている。そのほか本作では、選択肢や行動などによってゴーシュの力/命への執着が変化。旅を通して変化した執着によって、エンディングが変化する。プレイヤーの選択によって主人公の考え方が変わり、結末も分岐するわけだ。


5月23日のアップデートでは、そんな本作に2つの結末が登場する。本作では2023年11月のアップデートで、「ミーシャ同行ルート」の第4章までがプレイ可能となっていた。今回のアップデートでは、その続きとなる「ミーシャ同行ルート」の終章が追加される。4章では、プレイヤーが辿ってきた旅の結果として、最後に大きな2つの分岐が用意されていた。

終章では、各ルートでゴーシュの前に強大なボスが立ちはだかる。究極の力を手に入れた兎人と、ただの兎人であるゴーシュ、それぞれのラストバトルが描かれるそうだ。クリア後には、キャラクターの設定や裏話、立ち絵などが閲覧できるおまけ機能も用意されているという。

 


本作は、国内の個人インディーゲーム制作者だらねこ氏が開発している。同氏は、本作以外にもゲーム業界で作品に携わってきたというクリエイターだ。本作は2022年5月にSteamにて早期アクセス配信が開始。記事執筆時点では、Steamのユーザーレビュー332件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

Steam内の開発進捗報告によれば、だらねこ氏は終章はダンジョンが無いため、すんなり作れると思っていたという。実際に、あるルートはイベントが6000字程度となっており、ほかの章よりも短い内容になっているようだ。一方でもう一つのルートは、面白そうな方向へ制作を進めていった結果、イベントが3万800字ほどになったという。ラスボス用の新機能やクリア後のおまけ制作などもあり、終章の制作は1章分の制作よりも大変であったそうだ。なお2023年12月の報告によると、終章の制作後にはコハク側ルートの3章が制作予定となっている。

『いのちのつかいかた』は、PC(Steam)向けに通常価格税込1780円で早期アクセス配信中。ミーシャ同行ルート終章追加を含むアップデートは、5月23日17時に配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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