ツガイ育成RPG『トワツガイ』7月23日サービス終了と同時に「Webファンコミュニティ」として再始動へ。ゲームは終わっても、ストーリーは公式と二次創作共存で続く
スクウェア・エニックスは5月17日、『トワツガイ』のサービスを2024年7月23日20時に終了すると告知した。また同日より、Webファンコミュニティ「トワツガイ Fans」がサービス開始。公式と二次創作が共存するファンコミュニティとして、メインストーリーの続編も含めて世界が広がっていくそうだ。
『トワツガイ』は、トリと呼ばれる少女たちが唯一無二のツガイを心の支えとして残酷な運命に抗う、ツガイ育成バトルファンタジーRPGだ。本作の舞台では、世界が黒い海に侵食され、突如海から異形の存在「魔獣」が出現してしまう。人々は魔獣に対抗するべく「特殊災禍対策本部 CAGE」を立ち上げ、トリと呼ばれる少女たちを戦線へ送り込む。唯一無二のツガイを心の支えに強大な魔女たちと戦い、残酷な運命に抗う少女たちの姿が描かれる。システム面では、スキルを使用して戦うターン制バトルや、ガチャ要素などが存在。原作・世界観設定は『SINoALICE ーシノアリスー』などに関わってきた白本奈緒氏が担当し、音楽は岡部啓一氏および瀬尾祥太郎氏が手がけていた。
本作は2023年2月16日にiOS/Android向けのゲームとして配信開始された。リリース直後には、配信開始からわずか5日で累計ダウンロード数350万を突破。2023年3月には400万ダウンロード突破を記念したキャンペーンも実施されていた。またゲーム外では、2023年6月に本作の舞台が公演。2024年7月には、「舞台 トワツガイ II」も公演予定となっていた。
そんな本作は「舞台 トワツガイ II」の千秋楽にあわせて、2024年7月23日20時にサービス終了となるそうだ。運営からのお知らせによると、本作ではサービス開始後、より良いサービスを提供できるよう尽力してきたが、今後ユーザーに満足してもらえるサービスの提供が困難だと判断されたため、サービス終了が決定したそうだ。サービス開始より約1年半でのサービス終了となる。
サービス終了に向けて、ゲーム内ではメインストーリーやレコードなどが実装予定。5月20日に3章1部3節、6月19日に3章2部1節、7月3日に3章2部2節および3節が登場。そして2024年7月17日には、スマホゲームのエンディングが公開される。スマホゲームとしてのエンディングを実装した上での、サービス終了となるわけだ。なおサブスクリプションサービス「トワツガイパス」の新規契約・更新や「ジェム」の販売については、5月17日12時に停止となっている。
またゲームとしての『トワツガイ』は約1年半で幕を下ろすものの、作品としての展開は今後も継続されるようだ。具体的には、公式ライセンスファンコミュニティ「トワツガイ Fans」が7月23日にサービス開始される。同サービスは、公式と二次創作が共存するWebファンコミュニティ。トワツガイ Fansでは、7月23日にメインストーリー4章1部1節、レコードが8月に公開予定となっている。ゲーム『トワツガイ』は終了しても、Webファンコミュニティとしてメインストーリーも含めて作品は継続展開されるわけだ。
なお同サービスでのメインストーリーおよびレコードはゲーム同様、シナリオを白本奈緒氏が担当し、Spineアニメーションやフルボイスの演出も交えて繰り広げられるそうだ。
本作のプロデューサーである藤本善也氏のプロデューサーレターによると、本作では企画当初からゲームだけでなく、ゲームの外にも広がる世界にしたいと考えていたとのこと。そして今回ゲームは終了してしまうものの、ファンを含めたさまざまな出会いのおかげで、サービス終了後も本作の世界を広げていけることとなったそうだ。なおWebコミュニティ「トワツガイ Fans」では、5月17日より事前登録が実施中。ゲーム『トワツガイ』で発行される引続きコードを事前登録サイトで入力すると、一部ゲームデータが「トワツガイ Fans」へ引き継がれ、コミュニティで使用できるコインがもらえるそうだ。
『トワツガイ』は、2024年7月23日20時にサービス終了予定だ。またWebコミュニティ「トワツガイ Fans」は、7月23日にサービス開始予定となっている。