オープンワールド乗馬旅アクション『Windstorm: The Legend of Khiimori』発表。モンゴルの大地を、キャンプしたり遊牧民と交流したりしながら愛馬と駆け巡る
デベロッパーのAesir Interactiveは5月8日、『Windstorm: The Legend of Khiimori』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は早期アクセス配信タイトルとして、今年9月のリリースを予定している。
『Windstorm: The Legend of Khiimori』はオープンワールドの乗馬シミュレーション・アドベンチャーである『Windstorm』シリーズの最新作だ。『Windstorm』シリーズは、ドイツにて公開された映画、および小説「Windstorm(Ostwind)」がもととなったゲームだ。主人公のミカが黒い牡馬・ウィンドストームと友情を育み、世話をしながらアルプス地域を冒険するゲームであった。
最新作となる『Windstorm: The Legend of Khiimori』では、舞台は13世紀のモンゴルとなっている。主人公は遊牧民として、キャンプを守ったり、物資を運ぶルートを開拓したりするために、馬とともに高原を駆けることとなるようだ。
冒険に際しては、キャンプとしてパオ(ゲル)やテントを建てることで休憩や資源管理、アイテムの制作などができる模様。オープンワールド世界を探索するにあたって、拠点となるキャンプの位置を移動させつつ、効率の良い経路を探すことも重要になるのだろう。そしてゲーム内ではクエストとして、荷物を運ぶことがあるという。ほかにも動物を飼うアクティビティなども存在し、タスクをこなしていくと遊牧民の間で評判が高まるようだ。
ちなみに過去作である『ウィンドストーム:新たな友情の始まり』のウィンドストームはサラブレッドらしく、細くしなやかな脚のシルエットだった。舞台がモンゴルに移った本作の馬については、トレイラーなどを確認する限りでは、比較的背が低く、たくましい脚をもっていることがわかる。また本作では馬を交配させることも可能。毛並みや特性といった要素が引き継がれていくため、世代を下って、よりよい特性を身につけさせることもできそうだ。
そしてモンゴルを冒険していくうちに、伝説として語り継がれ、大地と空の精霊である馬「Khiimori」について迫っていくこととなる。Khiimoriを巡ってどのような物語が展開されていくのかも気になるところだ。
本作を手がけるAesir Interactiveは、ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くゲーム開発スタジオだ。2012年に学生チームとしてスタートした同スタジオは、現在44名規模で活動中。『Windstorm』シリーズのほかにはオープンワールド警察シム『Police Simulator: Patrol Officers』なども手がけている。いずれの作品でもリアルなグラフィックやシミュレーション要素が好評を獲得しており、本作でもそうしたスタジオの持ち味が活かされているのだろう。
『Windstorm: The Legend of Khiimori』はPC(Steam)向けに今年9月早期アクセス配信予定。