好評ローポリオープンワールドRPG『Dread Delusion』5月14日正式リリースへ。呪いに侵された世界を探索する、剣と魔法の一人称視点レトロ風RPG
パブリッシャーのDreadXPは5月1日、Lovely Hellplaceが手がける『Dread Delusion』を5月14日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Dread Delusion』は一人称視点のオープンワールドRPGだ。本作の舞台となる世界では、地上が呪いに侵され、人類は浮遊大陸の上で暮らしていた。また世界の果てには時計仕掛けの神の城塞があるという。プレイヤーはそんなオープンワールド世界で、世界を救うために冒険したり、さまざまな勢力と関わったりすることとなる。
ゲームプレイでは主要なランドマークを中心に、冒険を繰り広げていく。病魔などがはびこる聖なる街(The Sacred City)や、時計仕掛けの神によって異世界の魔法が弾圧されている町Pwyll、そして呪いによる腐敗が進み、死を待つだけの住民が住む廃墟の町など、さまざまな場所が存在。クエストによっては土地の運命も左右するため、プレイヤーの決断が重要となる。
また武器をアップグレードするシステムも存在している。錆びた武器も、鍛冶や錬金術を活用することでより強力な武器として生まれ変わらせることもできる。ほかにも、剣を振るうだけでなく、呪文やポーションを活かしたプレイも可能。プレイヤーの好みに合わせたプレイスタイルで探索することができるだろう。
『Dread Delusion』は2022年6月に早期アクセス配信を開始。複数回のアップデートを経て、ダンジョンやクエストなどがさまざま追加。そして5月14日についに正式リリースが決定したかたちだ。
早期アクセス配信中では高い評価を獲得しており、Steamユーザーレビューでは925件中92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。オープンワールドの探索が隅々まで行える点が好評となっている。また本作の呪いに侵された世界観を掘り下げるクエストやゲーム内のストーリーテリングなどの要素も、高い評価の一因となっている。なお正式リリースにあたっては、新しいメカニクスやエンディングが追加されるようだ。詳細については後ほど公開されるようで、続報にも注目したいところだ。
本作を手がけるLovely Hellplaceは、イングランド・ブライトン出身のJames Wragg氏による個人インディースタジオだ。Wragg氏はアーティスト・アニメーターでもあり、漫画制作もおこなっている。ゲーム制作としてはホラー探索ADV『The Night is Darkening』などを手がけており、PS1風のローポリゴンなアートスタイルを持ち味としているようだ。『Dread Delusion』は2000年代のクラシックなRPGに影響を受けたとしており、同様のアートスタイルで展開。スタジオの持ち味とする演出や表現が本作にも活かされているかたちだろう。
『Dread Delusion』はPC(Steam)向けに5月14日に正式リリース予定。なお現在は早期アクセス版の購入が可能となっている。