地下施設SFミステリー『神無迷路』発表、5月15日発売へ。日本語フルボイス収録、地下研究施設で起こる連続殺人と、亡き幼馴染との再会
インディーゲーム開発者の致意氏は5月1日、『神無迷路』を発表した。PC(Steam)向けに、5月15日に発売予定。日本語字幕およびフル音声に対応している。通常価格は500円となっており、5月29日までの期間は20%オフのセールも実施予定だ。発表にあわせて、SteamのストアページやPVも公開されている。
『神無迷路』は、隔絶された地下研究施設で連続殺人や運命の迷路と対峙する、SFミステリーノベルゲームだ。本作の舞台は、地底2000メートルにあるという謎の地下研究施設である。研究施設は世界と隔絶されており、謎に満ちた研究がおこなわれているようだ。
主人公の波立良志は、受験に失敗し、3年間浪人生活を続けていた。ある日貧困に喘ぐ彼は、地下研究所でのアルバイトへ応募。報酬と引き替えに、実験へ関わることになるようだ。しかし実験の日に待っていたのは、9年前に死んだはずの幼馴染・小酒井澪との再会だった。幼馴染と交わした約束、閉鎖空間での連続殺人、迷路のように交錯する平行世界。波立良志は運命の迷路と対峙し、逆境を覆す答えを探し求めていく。
地下研究所での事件や謎は、豊富な選択肢とシナリオ分岐によって描かれる。本作には王道的なノベルゲームシステムが採用。謎めいたストーリーが、テキストや画像などによって描かれていく。スクリーンショットを見る限り、登場人物は青いシルエットによって表現されている。シーンによっては、主人公の言動を複数の選択肢から選べるようだ。また本作では豊富な選択肢が存在。選択によって異なるシナリオへ分岐し、複数のエンディングも用意されている。本作では、プレイヤーがいくつもの分岐を体験し、手がかりを集めることで、真実へと迫っていくようだ。要素としては、日本語フルボイスに対応。フローチャートや周回プレイ要素も用意されているそうだ。
本作を手がけている致意氏は、中国・蘇州のインディーゲーム開発者だ。過去作としては、『端木斐异闻录』『連海カジノ』など、ノベル/ADVを中心に多数の作品をリリースしてきた。2023年8月に配信開始された『人魔』においては、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー274件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。低価格ながらクオリティが高い点や、ストーリーなどが評価に繋がっているようだ。多数の作品において、日本語字幕に対応している点も特徴だろう。
致意氏の2023年11月頃のポストによると、本作は初のサウンドノベル形式の作品になるという。同じく2023年11月のポストでは、同氏は『かまいたちの夜』を研究していた。シルエットによる表現などを含め、本作には同氏の研究の結果も反映されているのかもしれない。
『神無迷路』は、PC(Steam)向けに5月15日発売予定だ。日本語字幕およびフルボイスに対応。通常価格は500円となっている。またセールが実施予定となっており、5月15日から5月29日までの期間は20%オフで購入できるそうだ。