ダンジョン探索RPG『ウィザードリィ 狂王の試練場』リマスターが5月23日正式リリースへ、日本語対応。金字塔的作品がフル3Dで蘇る
ドリコムおよびDigital Eclipseは4月25日、現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中の『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord(ウィザードリィ 狂王の試練場)』リマスター版を、5月23日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox OneおよびPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示にも対応する。
『ウィザードリィ 狂王の試練場』はパーティを組んでダンジョンを探索するRPGだ。本作の舞台となるのは狂王トレボーが治める王国。ある日トレボーの護符が魔術師ワードナによって盗まれてしまい、ワードナは護符を持って地下の迷宮に魔物を召喚し身をひそめる。トレボーはワードナから護符を取り戻すために、国中から冒険者を募った。プレイヤーはトレボーのもとに集まった冒険者たちでパーティを編成し、ワードナ討伐のため地下迷宮に潜ることとなる。
『Wizardry(ウィザードリィ)』シリーズは、パーティ型ダンジョンRPGの金字塔ともされる作品群。同シリーズは後の国産RPGなどにも影響を与えている。本作『ウィザードリィ 狂王の試練場』は、1981年にリリースされた初作オリジナル版のリマスター作品となる。
リマスター版『ウィザードリィ 狂王の試練場』は、デベロッパーのDigital Eclipseが開発を手がけている。同スタジオは1981年発売のオリジナル版のプログラムを利用しつつ、Unreal Engineでグラフィックとアニメーションを完全刷新。オリジナル版のゲームプレイを尊重しつつ、さまざまなオプション・QoL(遊びやすさ)改善などが盛り込まれている。
また、モンスター図鑑といった要素も追加され、「小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春」などで知られるベニー松山氏がテキストを手がける。公開されているオプション画面を見る限りでは、日本語版のアイテム名・呪文名なども、過去の各移植のどのバージョンにするかを選べるこだわりようが見られる。
本作は2023年9月15日より、Steamにて早期アクセスとして配信開始していた。本作には本稿執筆時点で419件のSteamユーザーレビューが寄せられており、うち86%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は日本語対応もアナウンスされており、今年5月23日のリリースと同時に実装されるかたち。
『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord(ウィザードリィ 狂王の試練場)』は5月23日、PC(Steam)およびNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けにリリース予定。ゲーム内は日本語表示にも対応する。