Future Friends GamesおよびQuite OK Gamesは4月11日、『Laysara: Summit Kingdom』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内表示は日本語に対応している。本作は早期アクセス配信後、さっそく好評を集めている。
『Laysara: Summit Kingdom』は都市建設ゲームだ。舞台となるのはレイサラ国(the Kingdom of Laysara)。同国は作物の収穫を迎える時期に、国全体が謎の霧に覆われてしまう。霧によって植物は枯れ、家畜からミルクの確保もできなくなり、国の人々も病気になってしまった。そんな霧の影響から逃れるため、レイサラ国は山の上に住処を移し、生活を営むこととなる。
山の上で暮らすにあたって、土地の広さが限られているため、道や施設といったさまざまな建設物を効率よく配置していく必要がある。山には高低差があり、さらに渓谷などもあるため、物資を輸送するには、索道を建設したり、ヤクによる輸送をおこなったりする必要がある。また場所によっては雪崩が発生する危険もある。対策を施さないままでは街に被害が出てしまうため、植林によって被害を軽減。ほかにも壁を建設して雪崩を逸らすことも可能だ。そうして街を発展させつつ、山の頂上に神殿を建てることが目標となる。
そんな本作は4月11日に早期アクセス配信を開始後、さっそく人気を獲得。SteamDBによれば、本作における同時接続プレイヤー数は、ピーク時で958人を記録した。Steamユーザーレビューにおいても、367件中80%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど、順調な滑り出しを見せているようだ。
レビューでは、「街づくりというより、パズルゲームに近いゲームプレイである」とする声が散見、プレイ前に想定していた内容とは違ったとの意見もあるようだ。一方で、高山をメインとした都市建設シミュレーションというテーマのユニークさは好評。またパズル調のゲームプレイ設計を気に入ったユーザーからは、輸送路や雪崩対策といった各々の要素を考慮しつつ街を建設していく部分が考えがいがある、として高い評価を得ている。3Dで描かれる、美しい山などのグラフィックも好評の一因となっている。出来上がった街並みをじっくり眺めてみるのも楽しみ方の一つだといえるだろう。
ちなみに本作は早期アクセス配信期間として半年から1年ほどを予定。現状では重要なゲームメカニクスはすべて実装済となっている。正式リリースに向けては、マップやエンドコンテンツの追加のほか、各種要素の調整や不具合修正などがおこなわれていく予定。正式リリースにあたっては価格がわずかに上がる可能性があるとのこと。気になった人は早めに購入しておくのもいいだろう。
『Laysara: Summit Kingdom』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。なお4月25日まで、定価2300円のところを、20%オフの1840円で購入できるセールが実施されている(いずれも税込)。