薬局シミュレーター『Pharmacy Simulator』発表。ビタミン剤や高額薬品を仕入れつつ、陳列・お掃除・飾り付けまでこなす大忙し薬局経営

Metix Bilişimは4月16日、『Pharmacy Simulator』を発表した。医薬品を取り揃えつつ経営を行っていく薬局シミュレーターだ。

パブリッシャーのMetix Bilişimは2024年4月16日、薬局シミュレーター『Pharmacy Simulator』を発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam)。ストアページ表記によると本作は2024年第2四半期に早期アクセスにてリリース予定で、ゲーム内は日本語インターフェイスに対応する見込み。


『Pharmacy Simulator』は医薬品を取り揃え、患者のニーズに合わせて薬局経営を行っていく薬局シミュレーターだ。本作において登場する医薬品は100種類以上。プレイヤーは患者のニーズに合わせて、処方箋やビタミン剤などを取り寄せることで、プレイヤーランクが上昇。顧客満足度をあげることで、薬局のスコアを上げていくことを目的とする。

処方箋医薬品はビタミン剤と違い、取り寄せるためにアンロックする必要があるそうだ。単価の高い医薬品をアンロックして取り揃えることで、新たな顧客層を確保することが可能となるのだろう。


また『Pharmacy Simulator』においては、薬局全体の経済管理も重要となる様子。プレイヤーは市場状況に応じて医薬品の価格を調整し、収益を調整する必要がある。また必要に応じて銀行からローンを組むことも可能。ただし薬局ということもあり法外な価格設定はできないようで、政府が定めた「利益と損失」の取り組めも存在するとのこと。そのため、プレイヤーは収支のバランスをルール内で調整しながらの経済管理も通してスコアを上げ、薬剤師協会での昇進を目指していく。

また本作においてはお店のデコレーションも可能。装飾品、家具、照明のほか、防犯システムなども導入することができるようだ。なお薬品は棚に正しく分類・整列することで患者が見つけやすくなるといい、在庫整理も顧客満足度を上げる要因となる模様。また患者の満足度を上げるために、医薬品のポップアップスタンドの設置や、薬局の掃除なども行っていく必要があるようだ。


『Pharmacy Simulator』は、早期アクセスにてリリース予定。Steamストアページによると、早期アクセス期間は1年間を予定。薬局のカスタマイズ機能や処方箋のアンロックなど、ゲームの核となるシステムは早期アクセス段階で実装されるようだ。正式リリースまでには、フィードバックに基づいて新機能の追加やプレイ体験の向上を目標としているとのこと。正式リリース版においては、値上げも予定されているそうだ。

Steamストアページ表記を見るに、本作を手がけるのはトルコに拠点を置く開発者のAhmet Oğuz氏、Emre Uluocak氏、Mustafa Emir氏。彼らは2023年4月にAltai Games Studiosを共同設立しており、本作も同スタジオにて開発されるのだろう。新進気鋭のスタジオが手がける薬局シムの登場を期待したい。

『Pharmacy Simulator』はPC(Steam)向けに、2024年第2四半期に早期アクセスにてリリース予定。大忙しな薬局経営を体験し、患者に寄り添う体験をしてみたい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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