近未来VTuberアクション『バーチャル・アンリミテッド・プロジェクト』4月25日配信へ。VTuber率いる開発チームが手がける『ロックマンゼロ』風アクション

Neverland Entertainmentは4月10日、『Virtua Unlimited Project(バーチャル・アンリミテッド・プロジェクト)』を4月25日にリリースすると発表した。『ロックマンゼロ』シリーズの影響を受けているという2Dアクションゲームである。

上海のパブリッシャーNeverland Entertainmentは4月10日、『Virtua Unlimited Project(バーチャル・アンリミテッド・プロジェクト)』を4月25日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕に対応。日本時間13時頃のリリースとなるようだ。


『Virtua Unlimited Project』は、プロエスパーたちがカオス事件に立ち向かう、2Dアクションゲームである。本作の舞台では、2xxx年に世界最大の量子コンピュータ「パビロン」が人類の絶滅を予言した。事態に対し、人類は「新世界計画」を実施。コールドスリープと生態系のバランスの回復によって、地球の再生に成功する。しかし生まれ変わった新世界には、通称E.S.Pと呼ばれる新型エネルギー「存在支持度」と、新型の自然災害「カオスインシデント」も存在していた。

本作のメインキャラクターである相沢加奈(Kana Aizawa)さんは、あるきっかけから強力な力を獲得。バーチャルドライブを使用し、プロエスパーとしてカオス事件を引き起こす暴走体やエスパーたちと戦うことになる。なお本作に登場する相沢加奈さんは、中国の動画配信サイトbilibiliなどで活躍する個人VTuberであるようだ。

 


カオスインシデントとの戦いは、2Dアクションゲームとして展開される。相沢加奈さんのアクションとしては、ジャンプやダッシュ、ウォールキックなどが存在。基本攻撃はショットとソードの2種類となっており、それぞれチャージも可能となっている。敵を踏みつけるフライングキックや、ダッシュジャンプなども駆使してステージを進み、ボスを撃退するのだ。

本作ではエスパーのボスとの戦闘後、勝利するとボスの一部能力と属性が獲得可能。各ボスには属性が存在しており、うまく利用することが攻略上重要になるという。またある程度交流を深めると、ボスが味方に加入。ボスを召喚するサポートスキルが使用可能になるそうだ。システム面では、カスタマイズ要素も用意されている。拡張プログラムの入手とインストールによって、特殊能力の装備が可能。インストールにはメモリーが必要となり、許容量を超えるとダメージ増加のペナルティを受けてしまうそうだ。

そのほか本作では、13のステージや20以上の拡張プログラム、ボスラッシュモードなどが存在。『ロックマンゼロ』シリーズを参考にしたという、レスポンスの良いアクションも特徴だろう。


本作は、インディーゲームスタジオのVirtua Ride Systemが手がけている。Kickstarterのキャンペーンページによると、同スタジオは数人のVTuberと2Dアクションゲームのファンによって設立されたようだ。個人VTuberである相澤加奈さんがチームを率いているほか、作中に登場するBlueさんがピクセルアーティストとして参加している。また『ロックマンゼクス』のファンゲーム『Rockman ZX Prequel』を手がけたRidleyHungerZ氏が、リードプログラムやレベルデザインなどを担当。ほかにも個性的なメンバーも参加し、開発が進められてきたようだ。

『Virtua Unlimited Project』は、PC(Steam)向けに4月25日リリース予定だ。Steamのストアページでは、体験版も配信中となっている。また本作ではKickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンが実施中。1228円以上支援すると、本作のSteamコードがもらえるようだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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