中世コロニーシム『Norland』5月16日Steamにて早期アクセス配信へ。愛憎・裏切り・権力闘争、なんでもありの王国を一族で統治
パブリッシャーのHooded Horseは4月10日、 Long Jauntが開発するストーリージェネレーター中世シム『Norland』を、2024年5月16日より早期アクセス配信開始すると発表。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。
『Norland』は架空の中世ヨーロッパ風の王国を舞台にコロニー建設を進めるシミュレーションゲームだ。プレイヤーは都市を領有する貴族の一家を操作。家族に仕事を割り振り、配下の民を統治していくことが目的となる。
都市に住む市民にはそれぞれ人間関係や性欲、信念や健康などの背景が設定されている。時には暴動や宗教論争、自然災害や疫病も発生。そして王位継承などのイベントも存在している。プレイヤーが選んだ対処とその結果によって、愛憎や権謀術数がうずまく一族の複雑な人間関係がつむがれていくことになる。
また本作の開発にインスパイアされた作品として『Crusader Kings』や『Caesar』等の作品名が挙げられている。両作とも都市を建設していくシミュレーションの重厚さや、垣間見える市民の生活などといった部分のリアルさが高い評価を獲得している。本作もそうした作品のように、中世社会をとりまくさまざまなドラマを目撃しながら、自分だけの一族の物語を作り上げるような体験ができそうだ。
また本作のコロニーシム要素は『Rimworld』に影響されているとのこと。公開されているトレーラーでも見下ろし型の2Dグラフィックやインターフェースからその要素はうかがえる。プレイヤーは都市経済を活性化させ、効率的な生産ラインを構築し都市内の生産性を高めながら、グローバルマップ上では他王国の存在に対処することになる。ときに他王国へ政治的に介入しつつ、危険な敵は武力で排除することも必要になるだろう。
本作の開発を手がけるLong Jauntはイギリスを拠点とする開発スタジオ。スタジオとしてはモバイルゲームの分野で開発経験を積んでおり、今作『Norland』がSteamにおけるデビュー作となるとのことだ。
『Norland』はPC(Steam)向けに5月16日より早期アクセス配信を開始予定。ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。